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プロモカード/けいおん! 『けいおん!』のプロモカード。 限定プロモカード ナンバー カード名 色 C S AP DP 入手方法 P-001 《秋山 澪&平沢 唯》 赤 4 1 40 30 発売記念大会参加賞公式講習会参加賞 P-002 《秋山 澪》 青 3 2 30 30 公式大会参加賞 P-003 《秋山 澪&平沢 唯》 緑 4 1 40 30 プレメモフェスタ2010WINTER大会賞品 P-004 《平沢 唯》 赤 3 2 30 30 プレメモフェスタ2010WINTER入場特典公式大会参加賞 P-005 《中野 梓》 黄 3 2 30 30 カードアルバム けいおん!付録 P-006 《平沢 唯&中野 梓》 青 4 1 30 40 コンプリートカードコレクション けいおん! 付録 P-007 《クリスマス準備》 赤 0 1 - - P-008 《平沢 唯》 3 2 20 20 けいおん!!ライブイベント ~Come with Me!!~ 限定パック P-009 《秋山 澪》 青 3 1 30 20 P-010 《田井中 律》 黄 3 2 30 20 P-011 《琴吹 紬》 緑 3 2 30 30 P-012 《中野 梓》 2 2 20 20 P-012a 発売記念大会上位賞 P-013 《平沢 唯》 赤 4 1 40 30 発売記念大会参加賞 P-014 《秋山 澪&平沢 唯》 4 1 30 30 公式大会参加賞 P-015 《平沢 唯》 緑 2 1 20 20 公式大会参加賞 P-016 《中野 梓》 赤 3 2 30 10 公式大会参加賞 P-017 《秋山 澪&平沢 唯》 青 3 2 30 30 公式大会上位賞 P-018 《秋山 澪》 4 1 40 30 大会プロモーションパック vol.1 P-019 《中野 梓》 4 1 40 30 大会プロモーションパック vol.2 P-020 《平沢 唯&中野 梓》 赤 2 2 20 40 コンプリートカードコレクション けいおん!Part2 付録 P-021 《軽音!》 0 2 - - P-022 《秋山 澪》 青 3 2 40 40 発売記念大会参加賞 P-023 《中野 梓》 3 2 30 30 大会プロモーションパック vol.6 P-024 《平沢 唯&中野 梓》 赤 3 2 20 30 映画けいおん!スペシャルパック発売記念大会参加賞 P-025 《平沢 唯》 2 2 0 20 コンプリートカードコレクション けいおん!! 付録 P-026 《秋山 澪&田井中 律》 青 2 2 20 20 P-027 《中野 梓&平沢 唯》 2 2 20 30 大会プロモーションパック vol.5 P-028 《秋山 澪&田井中 律》 赤 4 1 30 40 大会プロモーションパック vol.4 P-029 《平沢 唯》 3 2 30 40 プレメモフェスタ2011Winter ガンスリンガー入賞プレメモ&プリコネパーティー2012 ガンスリンガー入賞 P-030 《中野 梓&平沢 唯》 3 2 30 30 映画けいおん!スペシャルパックBOX購入特典 P-031 《平沢 唯&中野 梓》 3 1 40 30 L-001 《平沢 唯》 3 2 30 30 ローソン けいおん!!フェア 限定パック L-002 《秋山 澪》 青 3 2 30 30 L-003 《田井中 律》 黄 3 2 30 30 L-004 《琴吹 紬》 緑 3 2 30 30 L-005 《中野 梓》 3 2 30 30 L-006 《平沢 唯》 赤 3 2 30 30 L-007 《秋山 澪》 青 1 2 10 20 L-008 《田井中 律》 黄 2 2 20 20 L-009 《琴吹 紬》 2 2 20 20 L-010 《中野 梓》 青 3 2 30 20 L-010a ローソン 映画けいおん!フェア 限定パックPart2 L-011 《ちょっと寄り道》 0 2 - - ローソン けいおん!!フェア 限定パック L-012 《平沢 唯》 赤 2 2 20 20 ローソン 映画けいおん!フェア 限定パック L-013 《秋山 澪》 青 2 1 30 20 L-014 《田井中 律》 黄 2 2 30 10 L-015 《琴吹 紬》 緑 2 2 10 40 L-016 《中野 梓》 青 2 2 20 20 L-017 《平沢 唯》 緑 2 2 30 10 L-018 《秋山 澪》 2 2 20 30 L-019 《田井中 律》 1 2 30 30 L-020 《琴吹 紬》 青 2 2 10 30 L-021 《中野 梓》 黄 2 2 30 10 L-022 《旅行の前に》 青 0 2 - - L-023 《ほっとする放課後》 0 2 - - ローソン 映画けいおん!フェア 限定パックPart2 M-001 《平沢 唯》 赤 4 1 40 40 映画けいおん! プロモーションパック M-002 《秋山 澪》 青 4 1 40 40 M-003 《田井中 律》 黄 4 1 40 40 M-004 《琴吹 紬》 緑 4 1 40 40 M-005 《中野 梓》 青 4 1 40 40 通常プロモカード ナンバー カード名 入手方法 01-002a 《平沢 唯》 メガミマガジン2010年8月号付録 01-004a 《平沢 唯》 公式大会参加賞 01-028a 《中野 梓》 ローソン 映画けいおん!フェア 限定パックPart2 01-031a 《秋山 澪》 公式大会上位入賞 01-053a 《平沢 唯》 サプライセット けいおん!付録 01-066a 《琴吹 紬》 公式大会上位入賞 01-072a 《秋山 澪》 発売記念大会参加賞、公式講習会参加賞 01-075a 《中野 梓》 公式大会上位入賞 01-086a 《田井中 律》 公式大会上位入賞 01-088a 《中野 梓》 発売記念大会上位入賞 01-114a 《桜高軽音部》 公式大会参加賞 01-116a 《下校中》 公式大会上位入賞 01-152a 《無我夢中》 公式大会参加賞 02-049a 《平沢 唯&平沢 憂》 発売記念大会上位入賞 02-056a 《田井中 律》 ローソン 映画けいおん!フェア 限定パックPart2 03-014a 《平沢 唯&中野 梓》 公認大会上位賞 03-021a 《平沢 唯》 ローソン 映画けいおん!フェア 限定パックPart2 03-022 《平沢 唯》 プレメモフェスタ全国大会2011ファイナルミックスレギュレーション優勝賞品 03-045a 《秋山 澪》 ローソン 映画けいおん!フェア 限定パックPart2 03-090a 《琴吹 紬》 03-092a 《秋山 澪》 公認大会上位賞 04-002a 《平沢 唯》 ローソン 映画けいおん!フェア 限定パックPart2 04-029a 《秋山 澪》 04-034a 《秋山 澪》 映画けいおん!スペシャルパック発売記念大会上位賞 04-057a 《田井中 律》 ローソン 映画けいおん!フェア 限定パックPart2 04-078a 《琴吹 紬》 関連項目 カードリスト プロモカード けいおん! けいおん!! 映画けいおん! 編集
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殺害ランキング及び詳細 生還者 人数 生還者 13名 食堂の男、ガンダム、東風谷早苗、カズマ・アーディガン天野河リュウセイ、アテム、ユーサー・インサラウム、櫂トシキ陸奥九十九、呂布トールギス、南光太郎、セイバー、ちせ 殺害数 順位 該当者 人数 このキャラに殺された人 生存状況 1位 DR 6人 クマ吉、シックス、ルーミア(LS)、羽瀬川小鳩、黒冬剣、斎木楠雄 死亡 2位 穴持たず 4人 カイオーガ、エスパー伊東、濱口優、ハンス・ウルリッヒ・ルーデル 死亡 3位 ラインハルト・ハイドリヒ 3人 鬼柳京介、勇、クロコダイン 死亡 4位タイ シックス 2人 ブッダ、明日真映児 死亡 カイオーガ 2人 ゴールド、DR 死亡 デッドプール 2人 シャア専用ズゴック、デッドプール 死亡 4527オリジン 2人 ジ・エーデル・ベルナル、ダブル4527 死亡 シャドームーン 12人 カズマ、キング・ブラッドレイ 死亡 10位タイ 天野河リュウセイ 1人 アサギ 生還 ルーミア(LS) 1人 ルーミア(厨二) 死亡 4527 1人 コントローラー 死亡 濱口優 1人 穴持たず 死亡 鬼柳京介 1人 ラインハルト・ハイドリヒ 死亡 カズマ 1人 シャドームーン 死亡 呂布トールギス 1人 アクドス=ギル 生還 大神一郎 1人 天皇 死亡 天皇 1人 大神一郎 死亡 船坂弘 1人 大道克己 死亡 アサギ 1人 ディオニス 死亡 ディオニス 1人 黒須元也 死亡 その他 ケンシロウ 自害 田中ぷにえ 自害 イエス・キリスト 自害 デッドプールor船坂弘 ケビン・マカリスター、船坂弘 ルーミア(LS)or濱口優orDR うさみちゃん 巴マミ 偽物
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アーカード 【出展】HELLSING 【種族】吸血鬼 【性別】男 【カオスロワでの活躍】 1期では勇次郎と共にノロウイルス撲滅運動に励む。 その後は正統派マーダーとして猛威を振るったり、ドナルドと融合したりとバラエティー豊かな活躍を見せる。 【カオスロワ外伝での主な行動】 +ネタバレ注意 アーカードのカオスロワ外伝における動向、設定。 初登場話 023:打ち砕かれた幻想(希望) 死亡話 071 Dead END 登場話数 3話 スタンス マーダー 現在状況 1日目・夕方の時点で死亡、遺体は消滅 設定 【性格】 【一人称】私 【二人称】 【解説】 描写話 判明した設定 備考 キャラとの関係(最新話時点) キャラ名 関係 呼び方 解説 初遭遇話 巴マミ 敵対 不明 返り討ちにするが逃げられる 023:打ち砕かれた幻想(希望) 南光太郎 敵対 不明 023:打ち砕かれた幻想(希望) ◆6/WWxs9O1s 敵対 不明 068 パロロワ考察 KAITO 敵対 不明 068 パロロワ考察 イチロー 敵対 人間 071 Dead END 柊かがみ 敵対 お前 071 Dead END 最終状態 【江東区・東京ビッグサイト/1日目・午後】 【アーカード@HELLSING】 【状態】光太郎との戦闘でのダメージ(回復中) 【装備】スリッパ@カオスロワ 【道具】支給品一式 【思考】基本 殺し合いに乗る 1 光太郎とは再戦したい 2 6/達を追うか? 【備考】 ※拘束制御術式を開放出来るのは5分間だけ5分を過ぎると強制的に封印 ※拘束制御術式を一度開放すると24時間使用不可 ※再生能力にも制限が掛っています
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目指せ!ハッピーエンド ◆gry038wOvE さて、時刻は十時過ぎである。 昼飯の目安とされる時間まであと一、二時間というところだが、連戦していた一文字とラブのお腹はあまり満たされていなかった。 特に一文字だ。ラブもそれなりに空腹ではあるが、食欲はなぜか失せている。一文字は、朝飯も食べていないし、自由行動のできる時間のうちに、少し腹を満たしておきたいと考えていたのだ。 第一、十二時といえば、また放送が行われる。するとまた人の死を聞かされる。 その中に知り合いもいるかもしれないというのに、ご飯を食べるどころではない。 そのため、一文字とラブは少し早めに食事を摂ろうとしていた。 (ここに来てから食事を摂るのは……二回目か……) ラブはそう思いながら、デイパックの中身を漁っていた。 そう、彼女がここに来てから食事を摂るのは二回目になる。 巴マミ。 彼女との出会いを、ラブは忘れないだろう。しかし、彼女という友達ができてから、楽しい思い出と言えるのは、あのティータイムだけだった。 もう彼女とお茶を飲むことも、ドーナツを食べることも、楽しく話すこともできない。 そう思うと涙が出そうになったが、やはり物を食べる時くらいは楽しくやりたかった。ラブが急に涙を流したら、一文字もきっと困惑するだろう。 これから、カオルちゃんのドーナツを食べに行くたびに、マミのことを思い出すのだろうか。 せめて、マミの写真が欲しかった。彼女の姿を忘れない為に。 時間が経つと、人の顔は記憶の中で色あせてしまう。それがどんなに大事な人で、どんなに一緒にいた人のものでも、だ。 ただ、写真さえあれば、マミはずっとそのままの形で残り続けることができる。 しかし、ラブは今、もっと別の形で彼女を思い出すことができることに気づいた。 カオルちゃんのドーナツを見たときだ。 こうしてドーナツを眺めたとき、初めて彼女の姿を完全に思い出すことができる。それは、マミとお茶をしたときの表情であり、マミの死に際の微笑みでもあった。 だから思う。また、元の世界に戻っても、ラブはマミを思い出すのだろうと。 「……はぁ」 ラブは溜息を吐いた。 溜息を一つ吐けば、幸せも一つ逃げてしまうかもしれない。けれど、吐かずにはいられなかった。これは、幸せが一つ逃げたぶん、溜息を一つ吐いたのだ。 なんだか、食欲がなくなってしまう。 またしばらくしたら、戦いに借り出されるのだ。 思えば、ここに来てから幸せな時間なんて、そうそうあるものではない。ほとんどが戦いの記憶。それも、命をかけた戦いだ。 戦争と何ら変わりはない。 大砲のような威力を持つ力が、この場には幾らでもある。自分もその大砲の一つなのだ。 「一文字さんは、いつから仮面ライダーなんですか?」 ラブは少し訊いた。 この男性のことを、ラブはまだ全然知らない。 彼が仮面ライダー2号で、一文字隼人であること。それ以上の何も、彼女は知らない。 最初に出た質問がこんなものであるのは、少しおかしいかもしれないが、こんな場所にいるとおかしくもなる。 「ん? 随分前」 「随分前って、そんなアバウトな……」 「もう何年も、仮面ライダーのままだな……マトモな人間の体って、どんなものなのか忘れそうになるくらいだ。まあ、バケモノ呼ばわりされるのも、日常生活で力を加減するのも、悪の組織に狙われるのも、もう慣れたしな。……こうして飯を食うのも不自由しねえし」 一文字はそう言いながら、パンを咥える。 もはや哀愁も何もない。自然と、ただの会話の中で口から出て行くような言葉だった。 しかし、マトモな人間の体だとか、バケモノ呼ばわりだとか、一文字の口から出てくる言葉は少し自嘲気味でもある。 「ああ、そういや言い忘れてたけど、俺は改造人間とかいうヤツで、体がほとんど機械なんだ。そのお陰であんな姿に変身できる」 「改造人間!?」 「カメラマンやってたんだけどな……ちょっと危ない橋渡りすぎた。ショッカーとかいう秘密結社に捕まって、組織に忠実な改造人間にされるところだった。脳までイジらされてな。そんで、それを助けてくれたのが仮面ライダー1号、本郷猛だった。まあ、俺はそん時、既に俺の体は改造されちまってたから、あいつは俺を助けちまったことを後悔したらしいけどな」 「本郷猛さん、ですか……」 本郷猛。その名前は聞き覚えがあった。 あの広間で一文字と共に呼ばれた男で、放送で死者として呼ばれた名前である。 一文字隼人の命の恩人にあたるはずが、既に死んでしまったらしい。 「……コラ、あんまり悲しそうな顔すんなよ。本郷はきっと、誰かのために死んだんだ。あいつも本望さ。改造人間になったら、生きることは死ぬことより遥かに苦痛だって言ってたしな。……ま、あいつに未練があるってなら、BADANや加頭を叩き潰せないうちに死んじまったことだろう」 生を苦痛と感じながらも、誰かを護るために生きる。それが、本郷猛の生き方だった。 改造人間になる者がこれからも増えるのなら、それを防ぐために。自らと同じ苦しみを誰にも味合わせないために。 「……一文字さんは?」 「あ?」 「一文字さんは、生きることがそんなに苦痛なんですか?」 ラブは、まだ悲しげだった。 返答によっては、泣き出して、一文字に小言を言いかねない。 大人らしく、素敵な答え方を考えるが、そう考えるとやはり自分の内面について深く考える必要が出てきた。 こんな質問をする人間は、極稀にいるが、こんな若い少女だったことはない。 「……ま、楽しくはねえな。辛いことの方がずっと多い。俺たちにとっちゃ、毎日がこのバトルロワイアルみたいなもんだ。でも、だからこそたまーに少しでも楽しいことがあると、それがたまらなく嬉しいんだよな。どんな些細なことでも、そのために生きられるっていうくらいって感じる……まあ、そんなとこかな」 「……」 「そうだな、たとえば、飯食ってるときとかも、結構楽しい時間だ」 一文字は表情も変えずにパンを食べている。 一食分は軽く食べるつもりだろう。ラブはまだ、何も口に入れていなかった。 「しかし、これはあんまり美味くねえな。……ま、飯にも嫌な思い出ってのが一つあるんだよ。ネオショッカーとかいう連中のせいで」 「い、一体何が……」 「飯屋で勘定が10万円とかわけのわからないこと言われて、無銭飲食で捕まった」 「じゅ、10万円!? どれだけ食べたんですか!?」 「テンプラ定食ひとつ」 ラブは冗談だと思って、思わず噴出してしまう。一文字という男は、こういう男だった。 たとえ辛い話題でも、すぐに笑い話に変えてしまう。 本当の意味で、誰よりも感情が「顔に出てしまう」男だったので、辛さは極力隠して生きてきた。たとえ悲しいと思っていても、それを顔に出しても、誰かの笑顔は生まれない。 「で、飯は食わないのかい? 俺が食っちまうぞ」 「いえ、……でも、食べ物を前にすると、少し思い出すんです」 「なんかあったのか?」 「数時間前です。私と一緒にお茶をした巴マミっていう女の子が……」 「巴、マミ……」 聞き覚えがあるので、一文字は一度その名前を復唱する。そして、口を開いたことを後悔した。 巴マミ。その名前は死者の名前であった。 一文字の知り合いにも真美という女性がいたので、その名前ははっきりと覚えている。 ラブと知り合いだったのか、と思うと一文字も少し暗い表情をする。 「さっき、一文字さんは本郷さんの事を教えてくれましたよね。私は本郷さんのことをよく知らなかったけど、その話を聞いたらどんな人なのか……っていうのがよくわかりました」 「……」 「人は死ぬのも辛いけど、忘れられてしまうことも辛いんじゃないかって思うんです。私、マミさんの事、色んな人に知って欲しい。マミさんの知り合いも、二人死んでしまったから……だから、マミさんについての話、聞いてくれますか?」 「……ああ、そうだな。でも、一つだけ条件出していいか?」 「なんですか?」 「飯は食っとけ」 ★ ★ ★ ★ ★ 一文字は巴マミという女性について、あらゆる情報を得た。 彼女の知り合いの名前や、彼女の様子・外見、彼女とドーナツを食べたことや、彼女の死に様に至るまで、はっきりと告げた。 ラブはそれを伝える中で、自分がマミについて知っていることなんて、ほんの少ししかないのだと気づいた。自分が思っている以上に、一文字に伝えられる情報は少なかった。 忘れていることなんて、一つもないはずなのに、ラブは全てを話すことはなかった。 パンは少しだけ減っている。 一応朝食を食べていたことや、気分が優れない状態であることもあり、一食分は減っていない。 それでも、もう彼女は「ごちそうさま」と言っていた。 一文字は、摂取量については何も言わない。むしろ、彼女の話の方に気が向いていた。 「良い友達に出会えたんだな」 「……はい」 ラブの言葉は、少しだけくぐもっていた。 一文字は、ラブにどういう言葉をかけるか迷った。 良い友達に会えたのはいい。しかし、その友達を失ってしまったのが、問題なのだ。 「それに、テッカマンとかいう奴等が殺し合いに乗ってるのもわかった……そいつら、絶対許せねえ」 マミについての話に、必然的に登場する「テッカマン」というワードもかなり重要だった。 このテッカマンは、マミやラブを襲撃した相手である。プリキュアを撃退するということは、なかなかの強敵だろう。 そのうえ、相手が少女であっても容赦なく襲撃し、人を蟻共と呼ぶ歪んだ人間性の持主である。 実際、テッカマンが誰もそうであるとは思えない。 「俺も会いたかったよ、そのマミって奴に……良い奴が、何故かいっぱい巻き込まれてるんだよな、この殺し合い……」 正義感の強い者、人を思い遣る者、人を守る者……この殺し合いにはそんな人間がたくさんいた。仮面ライダーはもちろん、ナイトレイダーやプリキュア、魔法少女など、暗黒騎士など、何人もいる。 というより、善人と悪人に極端に二分されているのだ。 魔法少女にしろ、テッカマンにしろ、仮面ライダーにしろ、プリキュアにしろ、変身能力の持主という点で共通しており、例外であるナイトレイダーも特殊部隊。 まあ、善や悪が必然的に関わってくる立場の人間であるのが特徴だ。一般人がいるのかどうかも怪しいところだ。 「……でもな、ラブ。その子を死なせちまったせいで、さっきから暗い顔してるが、それって全然良いことじゃないと思うぜ」 「え?」 「罪悪感を感じるのは、君が良い奴っていうことの証でもある。けど、それを顔に出し続けるのは、自分がそれだけ良い奴だって言って回ってるだけだ、それ以外の何にもならねえ。……お前がマミって奴との約束を果たしたい反面で、マミを死なせた罪悪感を感じてるのは、俺にもよくわかるよ」 「……はい」 「けどな、罪悪感を感じていても、それに潰されそうでも、笑顔でいれば、もっと周りのためになることがある。他人の笑顔を作れるし、他人に幸せを分けられるだろ? まあ、明るくやるのも暗くやるのもラブの自由だけどな。で、ラブはどっちがいい?」 それは、幾つもの罪悪感を、幾つもの悲しみを、幾つもの殺人を、幾つもの痛みを笑顔の裏に抱えてきた男の言葉だった。 明るい笑顔でいるか、暗く俯いた顔でいるか、ラブはどちらを選ぶか、一文字は聞きたかった。 この選択は、実は生易しいものではない。 己の痛みを隠して生きていくというのは、修羅の道である。 しかし、一文字はラブにはその修羅の道を行き続けてほしいと思ったのだ。 それは────一文字自身が、その修羅の道を進んだ結果に見られる他人の笑顔を、案外楽しんでるからに違いない。 「私は、」 「待った。答えを言う必要はねえ。ここでどう答えたって、実際どうなるかはわからねえしな。だから、答えを見つけたら態度で示せ。その方が、意味がある」 「はい!」 一文字は、ラブの表情を見て笑った。 それは、ラブが一文字の言葉を納得し、「他人の笑顔を作る」ことを決めたゆえの笑顔だった。 また、ラブと人との約束が増えた。 ★ ★ ★ ★ ★ 「で、飯のついでだから支給品を出してみたが……」 「なんでそんなに説明口調なんですか」 一文字とラブの前に、支給品がざっと出されている。 姫矢准による戦場写真や、ドーナツ、毛布、紅茶のほかに少しだけ、他の支給品が残っていた。 それらの支給品をお互い見せ合うのは、やはりその支給品の本来の持主を探る為だろう。 しかし、お互いに心当たりの所持品は一切なかった。 「ほんと、何に使うのかもわからねえガラクタばっかりだな」 毛布やドーナツはある意味役に立つが、写真などは役立たず。 それと同じように、役に立つものと役に立たないものを分類する。 まずは戦闘に使えそうなものに分類される支給品。 これは一つしかない。一文字の支給品だ。 「モロトフ火炎手榴弾……」 モロトフ火炎手榴弾、三つ。そういえば、モロトフとかいう参加者もいたが、この際それはどうでもいい。 これはなかなか強力な武器で、扱いを充分注意しなければならない支給品だ。 そもそも、手榴弾や重火器自体、かなり扱いを注意しなければならない代物なのは言うまでもない。しかし、そのリスクの割には、この場での実際の効用が低いのが問題だ。 先ほど、強力な武器とは言ったが、この場では別だ。何せ、誰もが仮面ライダーのような力の持主なのだから。 次に生活を便利にするものに分類される支給品。 これは毛布やドーナツ以外にも、一つあった。これはラブが受け取ったマミの支給品である。 「うわあ……何だかわからないものがいっぱい……」 工具箱だ。これについては色々と考えることがある。 首輪という存在があることを踏まえて考えると、主催者の意図が見え隠れしてくる。 ドライバーやスパナなどの工具が入っているということは、首輪の解除にも使用できる可能性が高い。ドライバーも何種類もあるため、もはや何を使えば良いのかさっぱりだ。 これで首輪を解除してみろ、ということなのだろうか? ──この首輪がこんなものでは外れないから、無駄な努力をする人間を笑おうということなのだろうか。 それとも、これを解除してしまうこともゲームの一部と考えているのだろうか。 とりあえず、しばらくはこれを使うわけにはいかない。 マミの首輪はあるが、サイズは一文字たちのものに比べると小さく、このドライバーで解除を実験できるかはわからないし、第一、貴重な首輪を一文字の手で迂闊に使ってしまうのも問題だ。 こういう事は、結城や沖など、科学知識が一文字よりも遥かに高い人間に任せた方がよさそうだ。 一文字も、機械について、ある程度の知識はあるが、より専門的な人間に任せた方が得策だ。 少なくとも、彼らが放送で呼ばれていない現状ではその方がずっといい。 そして、何にも使えそうにない支給品がふたつ。 「……まずは俺の支給品だな。タカラガイの貝殻だ」 これはガラクタ以上の何者でもないだろう。 使い道もないだろうし、実際このゲーム内での用途はない。 実質、一文字の支給品の中で戦闘に使えそうなものはモロトフ・カクテルのみだろう。 残りはタカラガイと写真だけだ。人によっては、こんな支給のされ方もあるということだ。 「それと、絵本ですね」 マミの支給品は、「黒い炎と黄金の風」という絵本である。 最後のページが真っ白な、不思議な絵本だった。画力は高いし、話は単純ながらも勧善懲悪とヒーローの悲哀を感じ、どことなく一文字やラブも共感しやすい内容だった。 無論、何の効力もないガラクタには違いないのだが、しかし、何かを感じる。 この絵本に描かれた、「黄金の戦士」という希望。それは、まるでラブや一文字のような存在のことであるような。そういえば、マミも黄色系の色であった。 とにかく、殺し合いの場に借り出されるような邪気のある本ではないと思う。この作品は、何か希望を信じている人が書いた作品であるような気がするのだ。 「……まあ、支給品がガラクタだろうが、俺たちには俺たちの力があるから、別に問題はないだろ」 「そうですね。でも、何の意図があって、貝殻や絵本を……? 工具箱は、加頭っていう人やサラマンダー男爵にとっても不利になるものだし、この絵本なんかは、まるで──」 「ああ、これを読んだら、まあ……よっぽど感受性の高い奴に限るが、逆に俺たち対主催組の士気が上がるんじゃねえか? って感じだな」 「そうですね! この絵本の騎士みたいに、私たちが黒い炎を振り払わないと!」 (その感受性高い奴はここにいたよ……) ラブの目は、この絵本を読んで無駄に輝いている。 はっと、ラブはこの絵本の最後のページが気になった。 「一文字さん、この白いページの先はどうなるんでしょう……?」 「ん? そりゃ、流石に作者しかわからねえだろ。…………と思ったが、いや、やっぱり違うなコレ」 「え?」 「真っ当な出版物には乱丁・落丁なんて滅多にないし……それも最後のページがないってのは、出来すぎだ。これは、作者の意図で、わざと最後のページが真っ白になってるみたいだな。この先のストーリーは読者で決めろ、っていうことだろう」 仮にも出版物と関わる職業だった一文字は、その本を見て言った。 おそらく、余韻を残す意味と、最後のページを自由に書かせる意味があったのだろう。 子供の想像力を作るにも良し。最後のページまでに、もうこのストーリーは作者の手を離れているのだ。 ラブの考えるエンディングは一つだ。 「……じゃあ、やっぱりハッピーエンドがいいですね」 「そうだな。ま、この絵本もマミから受け継いだものだろ。最後一ページ、自由に描いてくれや」 「一文字さんも一緒に、ですよ」 ラブに言われて、一文字は彼女がこの絵本を現実に当てはめて考えていることに気がついた。 なるほど……この殺し合いにハッピーエンドを作れ、ということか。一文字は苦笑する。 面白いことを言う子だ。 「……そうかい。まあ、少しは協力するぜ」 二人は休息を終えて立ち上がる。 ラブが知り合った女の子に、星空みゆきという子がいた。 そして、その子は物語にハッピーエンドを作ることを目指していた。 そう、ラブも同感だ。 更に言うなら、一文字も同じである。 「で、それはともかくこの貝殻はなんか意味があるのか……」 「その貝殻は……って、なんで余計な話するんですか! 折角、話も綺麗に纏まったところなのにー!」 「いや、オチも必要かなって思って」 「いりませんよ!」 ──ちなみに、このタカラガイは千樹憐という男が、ある施設から脱出した際に海辺で得たものである。 絶対に脱出できないとされた施設から、ただ広い世界を見に行く為に憐は脱走し、友達に渡した貝である。 運命に抗う希望、その象徴ともいえる貝殻だった。 まあ、そんなバックグラウンドは、憐がここにいない以上、誰も知る由もないが。 【1日目/昼】 【F-2】 【桃園ラブ@フレッシュプリキュア!】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、精神的疲労(中)、罪悪感と自己嫌悪と悲しみ、決意 [装備]:リンクルン@フレッシュプリキュア! [道具]:支給品一式×2(食料少消費)、カオルちゃん特製のドーナツ(少し減っている)@フレッシュプリキュア!、毛布×2@現実、ペットボトルに入った紅茶@現実、巴マミの首輪、工具箱、黒い炎と黄金の風@牙狼─GARO─ 基本:誰も犠牲にしたりしない、みんなの幸せを守る。 1:今は一文字さんを守りながら休む。 2:マミさんの遺志を継いで、みんなの明日を守るために戦う。 3:プリキュアのみんなと出来るだけ早く再会したい。 4:マミさんの知り合いを助けたい。もしも会えたらマミさんの事を伝えて謝る。 5:犠牲にされた人達(堂本剛三、フリッツ、クモジャキー、巴マミ、放送で呼ばれた参加者達)への罪悪感。 6:ダークプリキュアとテッカマンランス(本名は知らない)と暗黒騎士キバ(本名は知らない)には気をつける。 7:どうして、サラマンダー男爵が……? 8:石堀さん達、大丈夫かな……? [備考] ※本編終了後からの参戦です。 ※花咲つぼみ、来海えりか、明堂院いつき、月影ゆりの存在を知っています。 ※クモジャキーとダークプリキュアに関しては詳しい所までは知りません。 ※加頭順の背後にフュージョン、ボトム、ブラックホールのような存在がいると考えています。 ※放送で現れたサラマンダー男爵は偽者だと考えています。 【一文字隼人@仮面ライダーSPIRITS】 [状態]:疲労(中)、ダメージ(中)、胸部に斬痕、左腕が全体的に麻痺 [装備]:モロトフ火炎手榴弾×3 [道具]:支給品一式(食料一食分消費)、姫矢の戦場写真@ウルトラマンネクサス、タカラガイの貝殻@ウルトラマンネクサス [思考] 基本:仮面ライダーとして正義を果たす 0:今は身体を休める。 1:ラブと一緒に石堀達を探しながら市街地を目指す 2:他の仮面ライダーを捜す 3:暗黒騎士キバを倒す(但しキバは永くないと推測) 4:もしも村雨が記憶を求めてゲームに乗ってるなら止める 5:元の世界に帰ったらバダンを叩き潰す 6:この場において仮面ライダーの力は通用するのか……? [備考] ※参戦時期は第3部以降。 ※この場に参加している人物の多くが特殊な能力な持主だと推測しています。 ※加頭やドーパントに新たな悪の組織の予感を感じています(今のところ、バダンとは別と考えている)。 ※参加者の時間軸が異なる可能性があることに気付きました ※18時までに市街地エリアに向かう予定です。 ※村エリアから南の道を進む予定です。(途中、どのルートを進むかは後続の書き手さんにお任せします) ※つぼみからプリキュア、砂漠の使徒、サラマンダー男爵について聞きました フレプリ勢、ハトプリ勢の参加者の話も聞いています ※石堀の世界について、ウルトラマンやビーストも含めある程度聞きました(ザギとして知っている情報は一切聞いていません) 【支給品解説】 【モロトフ火炎手榴弾@現実】 一文字隼人に支給。 旧ソ連で開発された焼夷手投げ弾。形状は棒状の柄の先に燃料 (焼夷剤) が詰まった陶磁器製の容器が装着されたもので、燃料にはガソリン・ベンジン・硫黄、そのほかにも高オクタン燃料やピクリン酸や硫酸の混合液など、さまざまな可燃物が使用されていた。 使用方法は炸薬部に付属する安全ピンを抜き信管部分を摩擦発火、その後投擲を行う。遅延時間は0秒から10秒まで設定することができたため中の燃料を十分気化させてからの爆発も可能であった。着火すると陶磁器製の弾頭部分が破裂し飛散、その後十分気化した可燃性燃料が引火し周囲を巻き込み爆発を起こす。そのため使用方法を誤ると大変危険な武器でもあった。 参加者のモロトフとは関係ない。 【タカラガイの貝殻@ウルトラマンネクサス】 一文字隼人に支給。 千樹憐が、プロメテの子の施設を抜け出して海へ行ったとき、拾ってきて吉良沢優に渡した貝殻。 タカラガイは非常に綺麗な貝殻を持つことで有名。 吉良沢はこの貝殻を現在も大事にしている。 【工具箱@現実】 巴マミに支給。 ドライバー、スパナ、ペンチ、ニッパ、ハンマー等等がそれぞれ多種類ずつ入れられた工具箱。 持ち運びやすい手持ちタイプで、もしかしたら首輪の解除に使えるかもしれない。 【黒い炎と黄金の風@牙狼】 巴マミに支給。 御月カオルの父が描いた絵本であり、黄金騎士(鋼牙の父・大河)とホラーの戦いについて描かれている。 最後の1ページは意図的に空白になっており、見た人それぞれが黄金騎士の未来を描くようになっている。 最終回にて、カオルが描いた最後の1ページを読んだ鋼牙は号泣する。 時系列順で読む Back 果てしなき望みNext あざ笑う闇 投下順で読む Back Nのステージ/英雄─ヒーロー─Next あざ笑う闇 Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(後編) 桃園ラブ Next 悲しみの放送! 想いを忘れないで!! Back ピーチと二号! 生まれる救世の光!!(後編) 一文字隼人 Next 悲しみの放送! 想いを忘れないで!!
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第二回放送までの死亡者 時間 死亡者名 加害者名 死亡話 死因 凶器 夜 牧瀬紅莉栖 ジェイク・マルチネス 086 イグナイト(前編)086 イグナイト(後編) 爆殺 バリア展開 ニンフ ジェイク・マルチネス 失血死 重醒剣キングラウザー 凰鈴音 カオス 093 あいをあげる(前編)093 あいをあげる(後編) 焼死 火炎 ウヴァ*1 門矢士 106 シン・レッド・ライン/欲望と想いと世界の破壊者(前編)106 シン・レッド・ライン/欲望と想いと世界の破壊者(後編) 蹴殺 ディメンションキック 加頭順 イカロス 107 Lの楽園/骸なる月107 Lの楽園/砕月 爆殺 APOLLON 桂木弥子 X 110 59【ひづけ】110 00【ひづけ】 衰弱死 パーフェクター セシリア・オルコット セシリア・オルコット*2 113 最期の詩-Blue tears- 射殺 ニューナンブM60 夜中 ジェイク・マルチネス 巴マミ 097 怠惰 ――Sloth―― (前編)097 怠惰 ――Sloth―― (後編) 射殺 マスケット銃 桜井智樹 カオス 114 時差!!114 神様なんかじゃないんだよ114 Out of the frying pan into the fire.(一難去ってまた一難) 刺殺 翼 鹿目まどか カオス 焼死 火炎 真夜中 伊達明 門矢士 123 欲望交錯-足掻き続ける祈り-123 欲望交錯-ギルティエンジェル-123 欲望交錯-Dの襲来/竜城騒乱-123 欲望交錯-天使と悪魔-123 欲望交錯-対立と別離と胸の穴-123 欲望交錯-復活と衝撃と終焉の火-123 欲望交錯-白紙の明日へ- 消滅 ディメンションブラスト メズール 門矢士 斬殺 ライドブッカー フェイリス・ニャンニャン イカロス 刺殺 素手 雨生龍之介 バーサーカー 125 Gの啓示/主はいませり125 Gの啓示/遺された覚悟 失血死 千山斬り拓く翠の地平 【残り 33/65 人】 最期の言葉 名前 最期の言葉 牧瀬紅莉栖 “お願い……ワイルドタイガー………コイツを……倒し、て……” ニンフ 「おやすみ……トモ、キ……」 凰鈴音 「…………ぃ…………ち……か………………ぁ…………………………」 ウヴァ 「おのれ、ディケイドオオオオ!!――――ガァッ?!」 加頭順 「…………愛……して……い、ま…………す……………………」 桂木弥子 「私の日付……変われた、かな?」 セシリア・オルコット 「救われたくなんか……なかったのに…………」 ジェイク・マルチネス 「ギャヒャヒャヒャヒャ! クソガキが舐めやがって! 死にやがれぇぇぇ――――ッ!!」 桜井智樹 「お……ぃ、ちみ……っご」 鹿目まどか 「私がめっ! って、してあげる……!!」 伊達明 「むーり。だってあんた、俺の嫌いな……自分で自分を泣かすタイプだからね」 メズール 「――ガメルの仇も、まだ取れていないのに……っ!」 フェイリス・ニャンニャン 「アルニャ……ン?」 雨生龍之介 (あぁ……主は、いませりぃ……っ!) 殺害数ランキング 順位 名前 人数 被害者 生死 スタンス 所属陣営 1位 X 6人 織斑一夏、間桐雁夜、見月そはら、佐倉杏子、アンク(ロスト)、桂木弥子 ○ 特殊 緑陣営 2位 カオス 4人 至郎田正影、凰鈴音、桜井智樹、鹿目まどか ○ 無差別→??? 無所属 3位 ジェイク・マルチネス 3人 カリーナ・ライル、牧瀬紅莉栖、ニンフ ● 無差別 白陣営 門矢士 ウヴァ、伊達明、メズール ○ 対象限定(仮面ライダー及びマーダー) 無所属 4位 葛西善二郎 2人 橋田至、志筑仁美 ○ ステルス 赤陣営 アンク(ロスト) アストレア、左翔太郎 ● 扇動 赤陣営 ウヴァ ノブナガ、月影ノブヒコ ● 優勝狙い 緑陣営 セシリア・オルコット シャルロット・デュノア、セシリア・オルコット ● 優勝狙い→ステルス 青陣営 イカロス 加頭順、フェイリス・ニャンニャン ○ 優勝狙い 黄陣営 バーサーカー 剣崎一真、雨生龍之介 ○ 無差別 赤陣営 5位 志筑仁美 1人 キャスター ● 無差別 緑陣営 火野映司 ガメル ○ 対象限定(グリード) 無所属 メズール ネイサン・シーモア ● ステルス 青陣営 巴マミ ジェイク・マルチネス ○ 対主催 黄陣営 チーム別ランキング 順位 チーム名 殺害数 残り人数 1位 緑陣営 9人 5人 2位 無所属 8人 8人 3位 赤陣営 6人 6人 4位 白陣営 3人 1人 青陣営 3人 4人 6位 黄陣営 3人 8人 *1コアメダルだけの状態(自立移動不可能)になっただけなので、厳密には死亡ではない。 *2自身の頭部に向けての発砲による自殺。
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―――『魔法少女』『暁美ほむら』は『時間遡航者』である ―――彼女を『改造』した『インキュベーター』は ―――『宇宙』の寿命延長の為に暗躍する敵性宇宙人である ―――『暁美ほむら』はたった一人の親友たる『鹿目まどか』の為に ―――『運命』と戦うのだ!! ◆ 仮面ライダー ―『約束 2011』― 第2話『変身』 ◆ ―――授業のまるで集中できない ―――教師の声も、右から左へと…まるで素通りしていく様だ 何度も繰り返した…同じ内容の授業故に、 殆ど聞き流しているのは前の『ループ』と変わらないながらも、 暁美ほむらが今、授業を聞き流しているのはそれとは別の理由であった。 ほむらは、何とももどかしい、焦燥にも似たもやもやした感情に意識を支配され、 その視線は、授業用のパネルでは無く、自分の右斜め前の席に座っている、 赤く長い髪をリボンで一つに纏めた少女の背中へと注がれている。 ―――『佐倉杏子』 ―――『一匹狼』の、ベテラン魔法少女 何度も見たそのスレンダーで活動的な肢体は今、 自分と同じ見滝原中学の女子用制服に包まれている。 見滝原中学の特徴である、平均よりも高レベルな授業内容についていけていないのか、 その背中には、彼女には珍しい、明らかな焦りの気配が見てとれた。 それもそうであろう。 自分の知っている彼女は…確か小学校までしか行っておらず、 天涯孤独の身の上で、その日の糧を求めて、流れる様に街々を彷徨っていた筈なのだから。 「(どうしても…気になる点はそこ…)」 「(どうして…どうやって佐倉杏子が)」 「(この見滝原中学に『転校』してこれたかと言う事)」 杏子が見滝原に来る事自体は珍しい事では無い。 来ない『パターン』もあったとはいえ、共闘した回数も決して少なくないのだ。 問題なのは、である。 『戸籍』も『家族』も無い筈の彼女が、どうやって『見滝原』に転校してこれたのか――― 「(彼女の家族は…彼女を残して一家心中している)」 「(それは……彼女が見滝原に来たどのパターンでも確かにそうだった筈)」 「(今回のループでは…そもそも彼女の家族が心中していない…そんな可能性…)」 「(ありえるのかしら…そんな事…)」 疑問点は、それだけでは無い。 「(それに…彼女が、クラスメイト相手に語っていた『経歴』…)」 「(あれは――――)」 ほむらの記憶が正しいのならば、彼女の父は教会の神父だった筈だ。 しかし、先の休み時間で、彼女がクラスメイトに色々と質問されていたのを盗み聞きした内容を纏めるなら――― 「(父親は『スマートブレイン』の社員)」 「(見滝原に来たのは…父親の仕事の都合上)」 「(彼女は…そう言っていたわね)」 ―――『スマートブレイン』 この会社の名前に…ほむらは聞き覚えがなかった。 しかし、杏子の口から出たその名前に対する、クラスメイト達の反応を見るに、 かなり有名な会社であるらしい。 気になった彼女が、携帯で検索をかけた所、 「(東京に本社を置く…世界的大企業)」 「(この見滝原にも…支社は確かにあった……)」 たまたま自分が知らなかったのか、 それとも、この『ループ』において突然に出現したのか、 それはほむらには解らない。 「(教会と世界的大企業)」 「(つながらないわね…この二つが…)」 そもそも…本当にこの佐倉杏子は、ほむらの知っている佐倉杏子なのか。 考えれば考える程、その部分すら怪しくなって来るが、 ほむらは確かに見たのだ、彼女の指に嵌められた、赤い宝石をあしらった『指輪』を。 「(佐倉杏子は…『魔法少女』)」 「(そこには間違いは無い様ね)」 『魔法少女』であると言うならば…出来るならば自分の側に引き込みたい。 『ワルプルギスの夜』を相手取るならば…どうしても戦力として『魔法少女』は2人以上は欲しいのだ。 しかし…以前の、自分の知っている佐倉杏子であれば、一匹狼の佐倉杏子であれば、 利害交渉で自分の側に引き込めたモノだが…… 「(この佐倉杏子は…どうなのかしら…)」 明らかにこれまでの『ループ』の異なる『パターン』を見せつけられれば、 色々と不安を覚えてしまうのはしようのない事であろう。 「(まどかと…美樹さやかには変わりは無いみたいだけど……)」 佐倉杏子の事が気になって、まだまどかに『契約』について釘を刺しておく事すらしていないのであるが、 それでも、さりげなく2人の様子を観察してみた範囲では、今の所、2人に特に変わった様子は無い。 「(いえ…即断は禁物ね)」 「(ひょっとすると…表では見えない範囲で何かが違っているのとか―――)」 「(しかし…そうなってくると気になるのは……)」 「(巴マミね…彼女も…今回は何処か違っているのかしら)」 ほむらにとっては『先輩の魔法少女』であり、実に『複雑な感情』を抱いている相手だ。 ベテランの『魔法少女』であり、その戦闘能力は非常に高く、正義感も強いが、 その精神の根底に『弱さ/爆弾』を抱えており、それ故にどうしても共闘を躊躇わざるを得ない相手であった。 今回のループでは、退院してからの数日は武器の調達やインキュベーターの『端末』を狩るのに集中していた為、 まだマミとは接触を持ってはいないが、この分では、念のために早めに接触を持って置いた方がいいかも知れない。 「(巴マミは3年生……)」 「(休み時間に探してみるかしら……)」 そんな事を考えていた時だった。 「それじゃぁ…転校生くん」 「この問題を解いてみてくれ」 教師に、佐倉杏子が指名されている所であった。 「えと……あの…その」 杏子の明らかに焦っている姿が見てとれる。 「解らんのか?」 「はい……その……すみません……」 「まぁ…転校してきてばかりで、前と勝手が違うんだろうから」 「今回は見逃しておこう。次までに、ちゃんと準備してくるように」 「………はい」 杏子がしゅんとなっているのを見て、ほむらは、 意外とかわいい所もあるもんだと、そう、思うのであった。 ◆ 「(まさか巴マミに会えないとは思わなかったわ)」 『理科』の授業の為に、移動教室で理科室に移動していたほむらは、 先の休み時間に、三年生の教室を訪れた事を思い出す。 件の巴マミは今日は学校を『病欠』していた。 何でも、悪性の流行性感冒に罹って、ここ数日連続して学校を休んでいるらしい。 「(『魔法少女』が……『風邪』)」 「(おかしいわ…ありえない)」 『魔法少女』は『病気』に罹らない。 何を隠そう、ほむら自身、持病の心臓病が『完治』した人間なのだ。 『魔法少女』は常人よりも遥かに強靭な肉体を持つ。 そうそう病気などにかかる筈も無い。 「(ちゃんと学校に毎朝連絡は入れているらしいけど)」 「(恐らくは仮病ね…でも、学校を休んで何を?)」 やはり今回の『ループ』はどこかしこオカシイ。 巴マミが学校を休むなど、彼女が死んだ時を除けば一切無かった筈なのに…… そして、ほむらにとってのこの日の『異変』は、これだけに留まらなかった。 「(――――誰?)」 チャイムの鳴った後、見覚えの無い教師が、理科教室に入って来たのである。 この日の四時間目が『理科』なのは以前のどの『ループ』とも変わりは無い。 しかし、この授業の担当教員は、『鳴滝』とか言う教師ではなかったか。 「誰あれ?」 「わぁ…イケメン」 「誰このイケメン」 「嫌いじゃないわ!」 「だが無意味だ」 「ボドボドだーーー!!」 「ウゾダドンドコドーーン」 と、その教員に若干ざわつく教室内。 成程、確かに「イケメン」である。 ただし、顔かたち自体はむしろ泥臭い、冒頓な感触である。 しかし、その身に纏った真摯そうで剛健なる気配が、 この人物を人間として『美しく』みせているのである。 まだ『若い』感じである。二〇代の半ば程であろうか。 身長は二メートル近くとかなり高く、体格も大きい。 濃紺のスーツをピシリと決めて、その姿勢は定規でも入っているかのように真っ直ぐだった。 「(俳優の『藤岡弘、』の……若い時の顔に似ているかしら)」 「(若い時の藤岡弘、の顔を少し細くした感じかしらね)」 教卓に立った、その教員が口を開いた。 「理科教員の鳴滝先生だが」 「ぎっくり腰により急遽学校を休む事になった」 「よって…本日より暫くの間…私が先生の代わりに理科を担当します」 その教師は、静かな、しかし良く通る声でこう名乗った。 「『本郷猛』と言う。よろしく頼む」 それが…『本郷猛』と、 『暁美ほむら』、『鹿目まどか』、 そして『美樹さやか』との最初の『出会い』であった。 ◆ 結局、教員が変わったと言う異変が在りながらも、 それ以外はこれまでのループ通りにこの日の授業は全て終了し、放課後の時間を迎えていた。 「佐倉杏子さん」 「放課後…少し時間があるかしら」 「へ?…って何だアンタか」 六時間目の終了後、ほむらは指定の紺の学生カバンを背に負う様にして持った杏子にそう声を掛けた。 「へぇ…転校生同士で…何か話でもあるわけ?」 そう言いながら2人の方へ近づいて来たのは、青の短髪の下に、快活そうな顔をした『美樹さやか』その人だ。 美樹さやかに出現に、ほむらは思わず『えんがちょ』と言いながら顔を顰めたくなったが、 自慢の鉄面皮の仮面でそれを抑え込んだ。 ほむらは美樹さやかが嫌いだ。大嫌いだ言っても良い。 『悪い人間』では無く、基本的に正義感もあって明朗快活な性格なのだが、 他人への『好悪』の差が非常に激しく、その上に、ほむらとは非常に性格の相性が悪い。 その上、『魔女』と化した彼女に、これまでの『ループ』の中で何度も散々な目にあわされて来たこともあり、 ほむらのさやかへの感情・印象はどん底のストップ安だと言っても良かった。 「ざんねーーーん。でもこっちのアンコちゃんには既に私達の先役が入ってるのでしたーーー」 「だからアンコじゃねぇ!!キョウコだ!!何度も言わせんな!!」 「へへぇ~~……いいじゃんかぁ、アンコの方がカワイイじゃん」 「うっせぇ黙ってろよテメェ!!」 転校して来て初日だと言うのに、早速仲良くなったのか、さやかが杏子にじゃれついている。 初対面の印象の悪さと、価値観の相違からさやかと杏子は当初は敵対関係になりがちであるが、 この2人、その実、実に相性が良く、以前のループの中では共闘関係を結んだり、友人同士になったりもしていた。 今回は『転校生』と言う立場で見滝原に杏子が来たせいか、生来の相性の良さもあり、早速接近していた様だ。 「ええっと……ほむらちゃん…もどうかな?これから…私達、一緒に遊びに行く所なんだけど」 「ほむらちゃんも…一緒に来ない?」 「それは良いですわね……暁美さんも…佐倉さんとご一緒してはいかが?」 加えて、以上の様な事を言いながら、まどかもテトテトと歩いて寄って来た。 その後ろには、若草色のウェーブのかかった髪をした、さやか、まどかの共通の友人、『志筑仁美』がいる。 『上条恭介』がらみで、さやかの問題をさらにややこしくする人物であり、故に、ほむらの印象はあまり良くない。 悪い人間ではないし、上品で礼儀正しい人物なのであるし、『魔法少女』では無い彼女は、 ほむら達の抱える事情など知る由も無いのであり、つまり彼女が何か悪い事をした訳ではないのだが、 ほむらのこれまでの苦労を思えば、多少の悪感情は仕方が無いだろう。 ちなみに、まどかがほむらの事を『ほむらちゃん』と呼んでいるのは、 殆ど恒例行事となったまどかへの『釘刺し』を既に行ったからだ。 その上で、こうしてほむらの事をわざわざ誘ってくれるのだから、まどかの人の良さは推して知るべし。 素は臆病な病弱娘、仮面はつっけんどんな鉄面皮の自分とは、えらいちがいだとつくづく思ってしまう。 「…………」 思わず…『ぜひともご一緒させてください!!まどかさんは最高です!!』と言いたくなる所を、 ほむらはその言葉が出るのをぐっと抑えた。鹿目まどかは、ほむらにとって唯一の大切な友達であり、 同時に、永遠の憧れの対象でもある。そんな彼女にお誘いを受けたのだ。本当は直ぐにでも諾と言いたいのだが、 「(どうするべきかしら……)」 ここは冷静に、この誘いを受けた場合と、そうでない場合の『損得』を冷静に計算する。 自分の全ての行動の目的は唯一つ、『まどかを契約させずに、ワルプルギスの夜を乗り越え、まどかを生存させる』事にこそ、ある。 その為にも、『インキュベーター』の端末を虱潰しに殺害したり、武器を調達したり、などと、 様々な下準備に奔走していた訳だが…… 「(『インキュベーター』の契約からまどかを守るなら…)」 「(むしろここで…まどかと親しくしておいた方が得策かしら)」 「(彼女と親しくなって…つきっきりで彼女を守ればいい)」 「(それならば…ついでに美樹さやかの方も監視できる)」 「(加えて……)」 ほむらはチラリと、杏子の方を盗み見た。 「(私の知っている範囲では…美樹さやかの契約に否定的な佐倉杏子がこの場にいる)」 「(彼女と親しくなる事…今回の彼女と、これまでの彼女の何処が違うのか…)」 「(それを確かめる為にも…)」 「そう…それなら…」 「私もご一緒させてもらって…いいかしら」 「えへへ…良かった」 「暁美さんとご一緒できるなんて……光栄ですわぁ」 「うーーーん…まどかがそう言うなら…じゃ、一緒に行こうか」 「転校生同士…仲良くしとこうじゃん(コイツのノート借りとけば勉強の手間減らせるかな?)」 かくして…五人は揃って出かける事となったのであった。 「おっと…あのさぁ…出かける前に、少し待ってくれねぇかな?」 「あれぇ?アンコちゃんどうしたのさ?」 「だからアンコじゃねぇ!!ちょいと野暮用。校門で待っててくれ」 そう言うと、杏子は少しだけ一行と離れた。 ある人物に、『経過』を報告する為に。 「よう…旦那」 「杏子か」 教室から少し離れた場所にあるエントランスの一角に、壁を背にした男が一人。 言うまでも無く、『本郷猛』であった。 「上手い具合に…『鹿目まどか』と接触出来た」 「これから…一緒に遊びに行く所だ」 「そうか……一人で大丈夫か?」 「こう見えても…修羅場はくぐってんのさ…アタシは」 「旦那達に貰った『アレ』もあるしな?」 「『魔女』の方はマミの担当だっけ?」 「ああ…本人が出るってきかなくてな」 「ああ見えて…マミは結構負けず嫌いだかんな」 「やられっぱなしじゃ気が済まないんだろうなぁ」 「まあ…兎に角、当初の予定通り…出来る限り鹿目まどかと付きっきりで動いてみるよ」 「―――って…旦那?どうしたんだ?珍しくニヤけた顔して」 本郷は『報告』をする杏子の顔を見て、少し嬉しそうに顔を微笑ませていた。 「嬉しそうだな、杏子」 「え?ああ…いやさ…その…」 どうやら、本郷の笑みの意味は、『報告』の内容よりも、 杏子が無意識のうちに嬉しそうな気配を醸し出していたかららしい。 杏子は、少しはにかみながら、その理由を言った。 「友達と…遊びに行くとか…その久しぶりだし」 「そうか」 本郷は、杏子の頭に軽く手を乗せ、ポンポンと叩くと、 「なら…楽しんでくればいい」 「ただし…『目的』は忘れない様に…だ」 「わ…わかってるよ」 「それじゃ…な。また後で…」 「ああ」 まどか達に追いつくべく、走り出した杏子であったが、 少し行った所で、思い出した様に振り返ると、 「ああ後」 「暁美ほむらについて…もう一度調べる様に」 「滝のジイサンに言っといた方がいいと思うんだけど」 「どうしてだ」 「暁美ほむらは、君と同じ日の転校生だと言うから、念入りに調べた筈だ」 「経歴にも特に怪しい点は無かった」 そう返す本郷に、杏子の理由を曰くに、 「いや…ちょっと気になる所がな…色々」 「まぁ…今回の御誘いにもは、ヤッコサンも呼ばれるから」 「こっちでもついでに色々探りいれてみるけど」 「念には念を入れといた方がいいだろ?」 「何せ―――」 「『連中』の手はえらく長く広いみたいだしな」 「ま…もう負けてやる気はしねぇけど」 杏子は、そう、八重歯の先を光らせて野性的に微笑んだ。 ◆ コーヒーショップで軽食を肴に談笑し、 取りとめのない四方山話や、杏子、ほむらの、 各々の『表向き』の自己紹介をしたりで時間を過ごした後、 一足先に『習い事』―――「赤心少林拳」なる中国拳法―――で志筑仁美が抜けた後、 さやかの希望で、一行はCDショップに居た。 「ねぇ…ほむらちゃん…この曲どうかな?」 と、視聴用のヘッドホンを、まどかが此方に手渡して来るのを、 ほむらは静かに受け取って、自分の頭に嵌め、曲を聞く。 ―――きみはーーーみたかーーーあいがーーー ―――まっかにもえるのをーーーー 「(何と言うか…これは酷いわね)」 「(こんな音痴な歌の何処がいいのかしら…まどかの趣味は時々解らない時があるわ)」 「えへへ…どうかな?」 「悪くないと思うわ」 と、思った事とは正反対の事をシレっと言いながらも、 ほむらは珍しくまどか達と早くも打ち解けていた。 さやかが此方にあまり悪い印象を抱いておらず、 杏子が上手く場の中心点になってくれたおかげかもしれない。 「(おおよその性格は…私の知っている佐倉杏子とは表面上の違いは無かった…)」 「(『魔法少女』なのは…指輪を見れば解るけど…)」 あちらが、こちらが魔法少女だと気付いている様には見えないが、 時々、こちらを明らかに『観察』する様に見ている時がある。 何かしら、気になっている点はあるらしい。 ―――そんな事を考えている時だった 『―――――助けて……』 「!?」 「(ッ!?)」 「(ありゃ?この声は―――)」 「んあ?どうしたのアンコ?」 「だからアンコじゃねぇ!!」 ―――『悪魔』の囁きが、一行の脳へと直接語りかける ―――それは…暁美ほむらにとっては、闘いのゴングに等しかった ◆ 「何よ……何よこれ!?」 「どうなってるの……ここ…どこなの?」 「(チッ―――マズッたな…こんな所で…)」 「―――――」 一行で…一番焦っているのは、ほむらであった。 ほむらが制止するのを聞かず『声の主=インキュベーター』を探しに行かんとするまどかを、 自分が一緒にいれば契約の妨害が出来る、と、さやか、杏子とも一緒に、 ほむらは例の『立ち入り禁止』の場所へと向かったのだが。 そこは突如―――『魔女の結界』へと変わったのだ。 「(こんな時に―――『魔女』だなんて…まさか!?)」 ひょっとすると『インキュベーター』は、ここを『魔女の結界』と承知でまどか達を誘導したのだろうか。 『使い魔』達に襲われると言う『ピンチ』を演出し、土壇場で出て来て、半ば成り行き任せの『契約』を迫る…… 如何にもあの『外道』のやりそうな手口ではないかッ!! 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!!』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!!』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!!』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!!』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!!』 そんな事考えている内に、綿毛にカイゼル髯を生やした様な『使い魔』達が、 鋏を開閉する様な耳障りな金属をBGMに、名状しがたい、外国語の様な、そうでない様な鳴き声を合唱しながら、 こちらへと迫り、群れなして包囲を為して来る。 「(どうする―――ここで『変身』する?)」 チラリと杏子の方を見れば、彼女も変身するかどうかで逡巡している様に思われる。 まどかやさやかの前で変身すべきかどうか、その事で悩んでいるのだろう。 「(でも―――もう時間が無いッ!!)」 仕方がない。 正直な話。まどかの前の変身だけは絶対に避けたかったが、まどかを守る為にも、そんな悠長な事は言ってられないッ!! ――――そう思った時であった。 ―――ブロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ…… 「え?」 「この音……バイクのエンジン音?」 「(確かに…バイクのエンジン音)」 まどかも、さやかも、ほむらも、そして『使い魔』達すらも、 一斉に、その『音』のする方向を向いたのだ。 その音は、確かに『バイクのエンジン音』。 この、精神病者の妄想をそのまま具現化した様な、 前衛的かつ狂気的かつドグラマグラ的空間には似あわない、 人間的生活臭のする文明の利器の音であった。 「(この音は―――間違いねぇ!!)」 その音を聞いて、ニヤリと笑ったのは佐倉杏子である。 彼女は、このエンジン音に、聞き覚えがあったからだ。 バイクのエンジン音は徐々に大きくなり…そして――― 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』 『―――■■■■■■■■■■■■■■■■!?』 ヒゲの『使い魔』達を蹴散らし、轢殺しながら、 一台の大型サイドカーが、場へと乱入し、 まどか達の前でキキィーーっと急停車した。 黒と紫と黄色で塗装された、特徴的な鋭角的シェルエットの大型サイドカーである。 副座部分には、デカデカと『スマートブレイン』のロゴが入っている。 そのサイドカーの搭乗者に、まどか達は見覚えがあった。 「「本郷先生!?」」 まどかとさやかの声が唱和する。 それに続いて、ほむらが思わず声に出していた呼び声が響く。 「巴マミ!?」 サイドカーに乗っていたのは、 搭乗席にはスーツ姿に手袋、白のヘルメットの本郷猛であり、 副座に乗っているのは、本日学校を欠席している筈の『巴マミ』であった。 見滝原の制服ではなく、黒を基調とした動きやすそうな私服姿であった。 何故か、アビエイターのサングラスを掛けている。激しく似合っていない。 「あら?…アナタ?何処かで会ったかしら」 「まあいいわ…聞くのは後にしましょう」 と、サングラスを外しながら、巴マミはヒラリと優雅に副座から飛び降りる。 「まったく……迂闊よ佐倉さん」 「悪ぃなマミ……ドジっちまった」 「え?アンコ…このお姉さんと知り合い?」 「アンコじゃねぇ!!いや…ちょいと、な」 「何で…本郷先生が?」 混乱し、混沌とした場において、静かに『使い魔』達の動きを見ていた本郷が、静かに 「マミ…」 と、その名を呼べば。 「大丈夫よ猛さん」 「『魔女』退治は私の専門よ…さっきも言ってたけど…ここは私一人に任せて」 「猛さんは、そこの後輩さん達を、佐倉さんと一緒にお願い」 「解った。だが無理はするな」 マミが上に着ていた黒のジャケットを翻させる。 その下には―――― 「怖かったでしょう…でも大丈夫」 「私と猛さんが来たからには……ね」 そう、まどか達に語りかけるマミの腰には、 銀に輝く、大きく機械的なベルトが巻かれている。 さらにマミは、懐から一つの『携帯電話』を取り出した。 サイドカーと同じく、黒を基調とし、そこに紫と黄色を加えた特徴的なデザインだ。 ―――ガチャリ と、そのターン式の構造を展開させると、出て来たダイヤルに、 素早く『コード』を打ちこんだ。 ―――『9』 ―――『1』 ―――『3』 ―――『 standing by 』 野太い男性音声の電子音が響くの合わせて、 マミはその携帯電話を高々と天へと掲げると 「――――『変身』」 そう唱えつつ、携帯電話をベルトのバックル部に装着する。 と、同時に ―――『 COMPLETE 』 と、再び電子音声が響けば 巴マミの指に指輪形態で嵌められていた『ソウルジェム』が一瞬、 例の卵型の宝石として展開されたかと思えば、瞬時に、無数の光の粒子へと分解、 バックル部の携帯電話へと吸い込まれ、今度はその携帯から、光の粒子ので構成された黄色の光線が、 瞬く間にマミの体の上に幾何学文様を描いた。 ―――そして 「えぇ~~!?」 「へ……変身ヒーロー!?」 「(何……何なの!?こんなの―――)」 一同の驚きの中で、一人の甲冑騎士が姿を現した。 黄色と黒と、そして紫で彩られた仮面の騎士。 その仮面には…『X(カイ)』の字があしらわれている。 「―――フゥン」 と、仮面の下のマミが得意げに微笑めば、 腰のホルスターにおさめられた、十字状の『銃』を抜き放ち、 「―――それじゃ…さっさと一仕事…済ませないとね」 その銃口を、迫る『使い魔』達へと向けた。 ◇ ―――『魔法少女』…巴マミが ―――『仮面ライダー』こと本郷猛と行動を共にしている ―――その理由…その経緯 ―――事の始まりは『2週間』ほど前にさかのぼる その日……巴マミはその手にソウルジェムを輝かせながら、 一人夜間パトロールに出ていた。 家には家族は居ない。 父も、母も、彼女を一人残して先に逝ってしまった。 いや、彼女が一人、生き残ってしまったと言った方が正確だろうか。 あの時…キュゥべえに『助けて…』と祈った事を、彼女は後悔してはいない。 生きていなければ…自分は『寂しさ』すら感じる事が出来なかったのだから。 だが…時々… 部屋に一人でいると…孤独に耐えられなく時がある。 いたたまれなくなる時がある。胸をかきむしりたくなる時がある。 そんな時は…彼女は独り夜を駆けるのだ。 『魔女』を、『使い魔』を探しだし…戦う為に。 自分は…『魔法少女の使命』に生きている。 そう考える事で、戦いに、使命に没頭する事で、孤独を忘れる為に。 彼女は、自身の魂の光たる金色を纏いながら、夜の道を独り往くのだ。 一時間ほど歩きまわって…そろそろ帰ろうか…そう思った時であった。 「…………」 「(…尾行(つけ)られている?)」 『魔法少女』は、常人よりも遥かに鋭利な感覚を持つ。 その感覚が、彼女を背後より追跡する、何者かの気配を察知したのである。 「(やだ……痴漢かしら…?)」 『魔女』や『使い魔』を認識できない一般人の目に写る自分とは、 中学生の分際でこんな夜更けに、不用心にも独りでほっつき歩いている不良娘、であろう。 別段、自分の容姿を特別誇る訳ではないが、それでも、それなりの自信はある。 妙なのが寄って来た所で、不自然では無い。 「(ちょっと……こらしめてあげましょうか)」 そう思った彼女は、悪戯っぽく笑う。 自分は『魔法少女』。痴漢如き何するモノぞ。 仮に、強盗追剥の類であろうとも、赤子の手を捻る様に返り討ちにしてくれる。 自惚れでは無い。『魔法少女』の戦闘能力ならば、常人の追剥強盗など、例え銃器で武装していても物の数では無い。 ましてやマミは…有数のベテランであった。 そう思えば、マミは、自分から人気のない廃工場へと足を踏み入れていた。 「もういいでしょ?出てきたらどうかしら?」 かつては資材置き場だったと思われる、適当な空き地に到達した時、 彼女はその場でクルリと優雅にターンを決めながら、闇へと向けてそう呼びかけた。 闇の中から、まるで溶け出る様に、幾人もの人影が姿を現した。 その数は、全部で『12人』。揃いの灰色のスーツを着た10人に、それとは別の恰好をしたのが2人。 全員、男であった。 別の恰好をした2人は、それぞれこれまた異なった恰好をしていた。 一人は黒のズボン、ジャケット、帽子の三つ揃えの男で、帽子の下のその顔は、何処となく田口トモロヲ似の顔立ちである。 目に下に酷い隈がある上に、顔色が妙に青白くて、薬物中毒者を思わせる、危ない印象を相手に与える男であった。 もう一人は、ベージュのズボン、靴、ロングのトレンチーコートに、同色のソフト帽、さらに手袋までしている。 コートの襟を立てた上に、そのソフト帽を目深にかぶり、首には厚手のネッカチーフまで巻いているので、その顔はまるで覗う事が出来なかった。 ―――痴漢? ―――強盗? 何となく…違う気がする。 どちらかと言えば、ヤの字のつく自由業の方々か、借金取りだと言われた方が自然な連中であった。 それにしても――― 「(何者かしら―――)」 「(いやね……酷く不気味だわ)」 恰好の違う2人は別として、揃いの恰好の10人は、まるで人形の様に生気が無い。 顔色も青白く、無表情で、ゾンビだとか、実は蝋人形だとか言われても、思わず納得してしまいそうな程に、 その10人は人の形をしてながら、酷く非人間的であった。 その不気味さは、『魔女』と言う、超常の化け物を日々相手にしているマミでありながら、思わず背筋が寒くなってしまう程で、 思わず彼女が、調子に乗ってこんな人気のない所に来た事を、後悔してしまう程であったが、今更、もう遅かろう。 「ずっと…私を尾行てたわよね」 「何か御用かしら?生憎…私には貴方達みたいな人に追いかけられる理由なんて見当たらないんだけど?」 そう、マミが追跡者達に話しかければ、田口トモロヲ似の男が一歩前に出て。 「夜分遅くに申し訳ない…」 「私達は…さる『組織』から派遣されて来た者です」 と、静かに話始めた。 顔だけでなく、声も田口トモロヲに似ている。 その静かな調子に、『プロジェクトX』のナレーションをマミは思い出した。 「『魔法少女』…巴マミさん」 「我々は…正確には我が『組織』には貴方に用があります」 「これより…我々と一緒に行動を共にして頂きます…」 『魔法少女』!? この連中は、確かに自分をそう呼んだが、一体どこでそんな事を聞きだして来たのか… ひょっとすると、何処かの国の特殊工作員か何かなのだろうか?それで…自分を軍事利用か何かしようとして、 自分をかどわかしにでも来たのだろうか? そんな中学生らしい発想が、彼女の脳を支配する。 通常であれば…妄想を一笑にふすべき思考。 しかしこの場合、マミの発想は決して間違っていなかった。 「嫌だといったら?」 マミはそう問うた。 男は答えた。 「残念ながら……死んでもらいます」 「!?」 あんまりな返答に…マミは顔を顰めると、 「あら…穏やかじゃないわね…」 「私を殺すつもりなの?」 「ハイ」 あくまで静かな調子の、事務的な返答であった。 それに少しムッとした彼女は、この不遜な連中に、自分の力を少し見せてやる事にした。 どこの手のモノだか知らないが…『魔法少女』を舐めるにも程がある。 この時は…そう『うぬぼれていた』。 「じゃぁ……そうしてみなさいな。出来るモノならね」 その言葉と同時に、マミの体は金の光に包まれて―――『変身』していた。 『人間』から『魔法少女』へと。 「―――残念です」 マミが『変身』したのを確認した男がそう言えば、 それを号令として、10人の灰色スーツ軍団が、 一斉に、それこそ軍隊の様に足並みのそろった動きで、ズッと一歩足を踏み出して来る。 それに対するマミは、直ぐにでもマスケット銃を召喚できる様、用意をしながらも、 相手が何を仕掛けて来るのか、その一挙一動を見逃すまいと、注意深く見に回っていた。 この時、彼女は、この灰色スーツ軍団は一斉に懐に手を入れて拳銃でも抜いてくるかと予想していた。 ―――そして…その予想は大きく外れた 「―――――え?」 その光景を見た瞬間、思わずマミはポカンと口を開けたまま、茫然としてしまった。 『魔女』と言う、超常の魔物を相手とする『魔法少女』の彼女をしてすら、この光景は余りに常軌を逸していたからだ。 揃いの灰色のスーツの、10人の男達の顔が、一斉に…『縦に割れた』のだ。 比喩でも何でもない。言葉の通りに、縦に一本、鼻筋にそって顔に線が入ったかと思えば、 まるで紙でも破るかのように、顔が二つに、左右に、割れたのである。 そして、その下、割れた人間の顔の下から飛び出してきたのは―――― 『――――ウジュルウジュル』 『――――ギギギギギギギギ』 『――――ギチギチギチギチ』 『――――ガガガガガガガガ』 『――――キリキリキリキリ』 『――――ガチガチガチガチ』 『――――ジグジグジグジグ』 『――――ゾリゾリゾリゾリ』 『――――ググググググググ』 『――――ビチビチビチビチ』 名状しがたい…明らかに人間の口から洩れる筈の無い…『異音』。 事実、そこにあった十の顔は、いずれも、人間の顔では無い。 ―――血よりも紅い…三つの『複眼』 ―――巨大な、縦に二つに割れた『口吻』 ―――その下から覗く、巨大な二本の『牙』 ―――ガチガチと音を鳴らす…鋭い犬歯が生えそろった『顎門』 ―――顔の全体を隈なく覆い尽くす、針の様に先の尖った…黒くて太い『体毛』 そう…それは『蜘蛛』を思わせる…怪物の顔であった。 続けて、十人一斉に、灰色のジャケットが弾け飛ぶ。 何故?それは、『手』が、いや『脚』が生えたからだった。 その先端が槍の穂先の様に尖った、顔と同じ黒く尖った剛毛に包まれた、 上下二対の、つまりは合計四本の『脚』が。元々人間に備わった四本の手足と合わせれば、その数が合計八本になる。 ―――丁度…『蜘蛛』と同じ様に。 「それでは…相手をして頂きましょう…『魔法少女/半端者/半覚醒者/ギルス』」 「我らが…新世代の『改造人間』シリーズの一種」 「『新式蜘蛛男(クモロイド)』の御相手を」 その言葉を再び号令として、未だ唖然としたマミに対し、 十人…いや十体の『蜘蛛男』は、その口より一斉に十条の『糸』を吐きかけた。 ◇ 「――――ハアッ!?」 茫然としながらも、自分へと向けて一斉に発射された十条の『糸』をマミが避け得たのは、 彼女が歴戦の『魔法少女』であり、その体が半ば反射的に動いたからであった。 とっさに右手の内より黄色のリボンを顕現させ、それを宙へと伸ばし、空を走らせる。 リボンの先は、手近な廃工場の屋根の出っ張りへと絡み付き、それを基点に、 彼女はリボンを操作して、素早く宙へと浮かびあがった。 つい、本の一瞬前まで、彼女がいた空間へと、十条の『糸』が殺到し、 相互に絡み合い、結びつきあい、巨大な『糸』のオブジェを造る。 もし、ほんの一瞬でも逃げるのが遅れていたならば、 今頃はあの『糸』に雁字搦めにされて逃げる事すら叶わなかっただろう。 ―――しかし、最初の攻撃をかわしたからと言って、それはこの戦いの終わりを意味しない 十体の『新式蜘蛛男』達の内、マミから遠い方の五体は、 その口吻を一斉に廃工場の屋根の上のマミへと向けて、 コンマ一秒のズレも無く、一斉に『糸』を再び発射する。 「――――ッッ!?」 それに対してマミは再び自分の正面にリボンを展開、 渦を巻くように回転させ、即席の盾と為し、迫りくる五条の『糸』を防御する。 だが、それは最初から『囮(ブラフ)』であった。 マミが糸を防御している隙に――― 『『『『『ギシャァァァァァァァァァーーーーー!!』』』』』 名状しがたい叫び声を上げながら、前衛五体の『蜘蛛男』達は一斉に跳躍、 ひとっ飛びに、マミの立つ廃工場の屋根の上へと降り立ち、 「ッ」 マミへと肉迫するッ!! あるモノは『糸』を吐き、あるモノは、その六本の『腕/脚』を翳し、マミへと襲い掛るのだッ!! 迫りくる『怪人』達の、生理的嫌悪感を呼び起こすそのキメラ的容姿、 昆虫的な(蜘蛛は昆虫ではないが)非人間的肉体の挙動、口から洩れる昆虫的芳香と、 ガチガチと鳴る金属牙の擦れ合う音、酸っぱい臭いの息…… その全てが、マミの精神に根源的な恐怖感を呼び起こし、 ゴキブリと台所で遭遇した女子中学生の様に、顔を嫌悪に歪ませ、口からはヒィっと、 常人的な悲鳴を漏らした。しかし、それでも彼女は『魔法少女』であった。 「――――舐めないでッ!!」 その両手には、文字通り『魔法の様に』…白亜のライフルドマスケットが姿を現した。 その銃口は、各々、二体の『蜘蛛男』の頭部へと向けられ、 ―――ズドドォォンッ!! 重なる二つの銃声が鳴り響いた。 BACK 1 Next 2B
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公式大会 プレシャスメモリーズ公式大会の情報。 開催日までの全てのカードを使用できる公式大会と、発売タイトルの作品のみのカードを使用する発売記念大会がある。また、イベント等で行う大規模な大会もある。 開催店舗・大会などは 公式ページ 、対戦形式等に関してはレギュレーションを参照。 公式大会開催中/開催予定2月・3月公式大会 AKB0048発売記念大会 生徒会の一存 Lv.2発売記念大会 初音ミク発売記念大会 過去の大会(2010年)けいおん!発売記念大会 7月公式大会 8月公式大会 夏休み大会 9月公式大会 ひだまりスケッチ発売記念大会 10月公式大会 11月公式大会 けいおん!Part2発売記念大会 12月公式大会 プレメモフェスタ公式大会 過去の大会(2011年)1月公式大会 化物語発売記念大会 2月公式大会 刀語発売記念大会 3月公式大会 4月公式大会 けいおん!!Part1発売記念大会 5月公式大会 オオカミさんと七人の仲間たち発売記念大会 6月公式大会 侵略!イカ娘発売記念大会 百花繚乱サムライガールズ発売記念大会 7月公式大会 全国大会店舗予選 俺の妹がこんなに可愛いわけがない発売記念大会 8月公式大会 9月公式大会 魔法少女まどか☆マギカ発売記念大会 10月・11月公式大会 WORKING!!発売記念大会 けいおん!!Part2発売記念大会 過去の大会(2012年)12月・1月公式大会 電波女と青春男発売記念大会 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。発売記念大会 Aチャンネル発売記念大会 まよチキ!発売記念大会 ましろ色シンフォニー発売記念大会 2月・3月公式大会 ゆるゆり発売記念大会 4月・5月公式大会 カーニバル・ファンタズム発売記念大会 6月・7月公式大会 神様のメモ帳発売記念大会 とらドラ!発売記念大会 8月・9月公式大会 映画けいおん!スペシャルパック発売記念大会 侵略!?イカ娘発売記念大会 10月・11月公式大会 夏色キセキ発売記念大会 偽物語発売記念大会 12月・1月公式大会 ひだまりスケッチPart2発売記念大会 俺の妹がこんなに可愛いわけがないスペシャルパック発売記念大会 プレメモ&プリコネフェスタ2012公式大会 関連項目 開催中/開催予定 2月・3月公式大会 開催期間:2013年2月~3月 参加賞/上位賞:大会プロモーションパック vol.10 上位賞:《アルクェイド・ブリュンスタッド(P004)》(3月から) 2013年2月~2013年3月に開催される公式大会。 AKB0048発売記念大会 開催期間:2012年1月~2月 参加賞:《まゆゆ&ゆきりん(P004)》 上位賞:《アリス(008)》 AKB0048の発売を記念した大会。 生徒会の一存 Lv.2発売記念大会 開催期間:2012年2月~3月 参加賞:《桜野 くりむ(P004)》 上位賞:《椎名 深夏(P006)》 生徒会の一存 Lv.2の発売を記念した大会。 初音ミク発売記念大会 開催期間:2012年2月~3月 参加賞:《鏡音 リン(P011)》(3月)、《初音 ミク(P006)》(4月) 上位賞:《初音 ミク(P008)》(3月)、《鏡音 レン(P014)》(4月) 初音ミクの発売を記念した大会。 過去の大会(2010年) すでに終了した大会等。 けいおん!発売記念大会 開催期間:2010年6月 参加賞:《秋山 澪(072)》 上位賞:《中野 梓(088)》 プレシャスメモリーズの発売を記念して開催された公式大会。作品の人気も相まって、カードが入手できず大会に参加できなかった人もいた。 7月公式大会 開催期間:2010年07月 参加賞:《平沢 唯(004)》 上位賞:《秋山 澪(031)》、《琴吹 紬(066)》、《田井中 律(086)》から選択 2010年7月に開催された公式大会。上位賞は3枚の中から順位順に選択。 8月公式大会 開催期間:2010年08月 参加賞:《桜高軽音部》 上位賞:《秋山 澪(031)》、《琴吹 紬(066)》、《田井中 律(086)》から選択 2010年8月に開催された公式大会。上位賞は3枚の中から順位順に選択。 夏休み大会 開催期間:2010年8月~9月 参加賞:《秋山 澪(072)》 上位賞:《中野 梓(088)》 2010年8月~9月にかけて行われた大会。けいおん!発売記念大会の時に配られたカードが再配布された。 9月公式大会 開催期間:2010年9月 参加賞:《無我夢中》 上位賞:《秋山 澪(031)》、《琴吹 紬(066)》、《田井中 律(086)》から選択 2010年7月に開催された公式大会。上位賞は3枚の中から順位順に選択。 ひだまりスケッチ発売記念大会 開催期間:2010年9月~10月 参加賞:《ゆの(P001)》 上位賞:《ゆの(P001)》パラレル ひだまりスケッチの発売を記念して開催された大会。Pで始まる限定プロモカードが始めて配布された。 10月公式大会 開催期間:2010年10月 参加賞:《宮子(P002)》 上位賞:《宮子(P002)》パラレル 2010年10月に開催された公式大会。 11月公式大会 開催期間:2010年11月 参加賞:《ヒロ(P003)》 上位賞:《ヒロ(P003)》パラレル 2010年11月に開催された公式大会。 けいおん!Part2発売記念大会 開催期間:2010年11月~12月 参加賞:《秋山 澪&平沢 唯(P001)》 上位賞:《平沢 唯&平沢 憂(249)》 けいおん!Part2の発売を記念して開催される大会。 12月公式大会 開催期間:2010年12月 参加賞:《沙英(P004)》 上位賞:《沙英(P004)》パラレル 2010年12月に開催されている公式大会。 プレメモフェスタ公式大会 開催期間:2010年12月19日 参加賞:無し 上位賞:《秋山 澪&平沢 唯(P003)》、《宮子&ゆの(P005)》 対戦方式:スイスドロー形式 2010年12月19日のプレシャスメモリーズフェスタ内で開催される公式大会。事前予約が必須の大会。 スイスドロー形式では3勝以上で上位賞として上記プロモカードが入手できる。こちらで配布されるカードは、プレシャスメモリーズのロゴが箔押しされている。 Aブロックでは<デッキデス>が優勝し、準優勝は<けいおん!>、3位は<澪ビート>だった。 Bブロックでは<学園祭>が優勝し、準優勝・3位は<律ウィニー>だった。 過去の大会(2011年) 1月公式大会 開催期間:2011年1月 参加賞:《秋山 澪(P002)》 上位賞:《下校中》 2011年1月に開催されている公式大会。 化物語発売記念大会 開催期間:2011年1月28日~2月28日 参加賞:《戦場ヶ原 ひたぎ&阿良々木 暦(P002)》 上位賞:《戦場ヶ原 ひたぎ(006)》 化物語の発売を記念して開催されている公式大会。 2月公式大会 開催期間:2011年2月 参加賞:《戦場ヶ原 ひたぎ(P001)》 上位賞:《戦場ヶ原 ひたぎ(004)》 2011年2月に開催される予定の公式大会。 なお、大会上位には「けいおん!」と「ひだまりスケッチ」のスリーブを、各1個(20枚入り)セットで配布される。上位は大会への申し込み人数によって変化する。 刀語発売記念大会 開催期間:2011年2月~3月 参加賞:《鑢 七花(P001)》 上位賞:《とがめ&鑢 七花》 刀語の発売を記念して開催される公式大会。 3月公式大会 開催期間:2011年3月 参加賞:《平沢 唯(P004)》 上位賞:《中野 梓(075)》 2011年3月に開催される公式大会。 2月同様、限定スリーブの配布も継続。 4月公式大会 開催期間:2011年4月 参加賞:《秋山 澪&平沢 唯(P014)》 上位賞:《秋山 澪(392)》 2011年4月に開催される公式大会。 けいおん!!Part1発売記念大会 開催期間:2011年4月 参加賞:《平沢 唯(P013)》 上位賞:《中野 梓(P012)》 けいおん!!Part1の発売を記念して開催される大会。 5月公式大会 開催期間:2011年5月 参加賞:《平沢 唯(P015)》 上位賞:《平沢 唯&中野 梓(314)》 2011年5月に開催される公式大会。 オオカミさんと七人の仲間たち発売記念大会 開催期間:2011年5月 参加賞:《大神 涼子(P001)》 上位賞:《大神 涼子&赤井 林檎(011)》 オオカミさんと七人の仲間たちの発売を記念して開催される大会。 6月公式大会 開催期間:2011年6月 参加賞:《中野 梓(P016)》 上位賞:《秋山 澪&平沢 唯(P017)》 2011年6月に開催される公式大会。 侵略!イカ娘発売記念大会 開催期間:2011年5~6月 参加賞:《イカ娘(P001)》 上位賞:《イカ娘(014)》 侵略!イカ娘の発売を記念して開催される大会。 百花繚乱サムライガールズ発売記念大会 開催期間:2011年6~7月 参加賞:《服部 半蔵&徳川 千(P003)》 上位賞:《後藤 又兵衛&真田 幸村(033)》 百花繚乱サムライガールズの発売を記念して開催される大会。 7月公式大会 開催期間:2011年7月 参加賞:《イカ娘(P003)》 上位賞:《 イカ娘(020)》 2011年7月に開催される公式大会。 全国大会店舗予選 開催期間:2011年8~9月 参加賞/上位賞:《大神 涼子(P002)》、《種島 ぽぷら(P001)》、《蝸牛》、公認大会プロモーションパック vol.1 2011年12月に開催される全国大会の店舗予選。優勝者のみ地区予選への参加権を獲得できる。 上位者へはプレメモパーティTOKYOで配布された、化物語のスリーブが配布される。 俺の妹がこんなに可愛いわけがない発売記念大会 開催期間:2011年7~8月 参加賞/上位賞:《高坂 桐乃&高坂 京介(P004)》、公認大会プロモーションパック vol.1 俺の妹がこんなに可愛いわけがないの発売を記念して開催される大会。 上位者へはプレメモパーティTOKYOで配布された、化物語のスリーブが配布される。 8月公式大会 開催期間:2011年8月 参加賞/上位賞:大会プロモーションパック vol.1 2011年8月に開催される公式大会。 この大会から新レギュレーションとなり、禁止・制限カードが適用される。 上位者へはプレメモパーティTOKYOで配布された、化物語のスリーブが配布される。 9月公式大会 開催期間:2011年9月 参加賞/上位賞:大会プロモーションパック vol.1 2011年9月に開催される公式大会。 魔法少女まどか☆マギカ発売記念大会 開催期間:2011年8~9月 参加賞/上位賞:《暁美 ほむら&鹿目 まどか(P002)》、公認大会プロモーションパック vol.1 魔法少女まどか☆マギカの発売を記念して開催される大会。 10月・11月公式大会 開催期間:2011年10月~11月 参加賞/上位賞:大会プロモーションパック vol.2 2011年10月~11月に開催される公式大会。 WORKING!!発売記念大会 開催期間:2011年9~10月 参加賞/上位賞:《伊波 まひる&種島 ぽぷら(P002)》 WORKING!!の発売を記念して開催される大会。 けいおん!!Part2発売記念大会 開催期間:2011年12月 参加賞/上位賞:《秋山 澪(P022)》 過去の大会(2012年) 12月・1月公式大会 開催期間:2011年12月~2012年1月 参加賞/上位賞:大会プロモーションパック vol.3 2011年12月~2012年1月に開催される公式大会。 電波女と青春男発売記念大会 開催期間:2012年1月 参加賞/上位賞:《藤和 エリオ&星宮 社(P002)》 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。発売記念大会 開催期間:2012年1月 参加賞/上位賞:《本間 芽衣子(P001)》 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。の発売を記念した大会。 Aチャンネル発売記念大会 開催期間:2012年2月 参加賞/上位賞:《トオル&るん(024)》 Aチャンネルの発売を記念した大会。 まよチキ!発売記念大会 開催期間:2012年3月 参加賞/上位賞:《近衛 スバル&涼月 奏(P002)》 まよチキ!の発売を記念した大会。 ましろ色シンフォニー発売記念大会 開催期間:2012年3月 参加賞/上位賞:《瀬名 愛理(P002)》 ましろ色シンフォニーの発売を記念した大会。 2月・3月公式大会 開催期間:2012年2月~2012年3月 参加賞/上位賞:大会プロモーションパック vol.4 2012年2月~2012年3月に開催される公式大会。 ゆるゆり発売記念大会 開催期間:2012年4月 参加賞/上位賞:《船見 結衣&歳納 京子(P002)》 ゆるゆりの発売を記念した大会。 4月・5月公式大会 開催期間:2012年4月~2012年5月 参加賞/上位賞:大会プロモーションパック vol.5 2012年4月~2012年5月に開催される公式大会。 カーニバル・ファンタズム発売記念大会 開催期間:2012年5月 参加賞/上位賞:《セイバー&アルクェイド・ブリュンスタッド(P002)》 カーニバル・ファンタズムの発売を記念した大会。 6月・7月公式大会 開催期間:2012年6月~2012年7月 参加賞/上位賞:大会プロモーションパック vol.6 2012年4月~2012年5月に開催される公式大会。 神様のメモ帳発売記念大会 開催期間:2012年6月 参加賞/上位賞:《アリス&篠崎 彩夏(P001)》 神様のメモ帳の発売を記念した大会。 とらドラ!発売記念大会 開催期間:2012年7月 参加賞/上位賞:《逢坂 大河(P003)》 とらドラ!の発売を記念した大会。 8月・9月公式大会 開催期間:2012年8月~2012年9月 参加賞/上位賞:大会プロモーションパック vol.7 2012年4月~2012年5月に開催される公式大会。 映画けいおん!スペシャルパック発売記念大会 開催期間:2012年9月 参加賞/上位賞:《平沢 唯&中野 梓(P024)》 映画けいおん!スペシャルパックの発売を記念した大会。 侵略!?イカ娘発売記念大会 開催期間:2012年10月 参加賞/上位賞:《イカ娘(P012)》 侵略!?イカ娘の発売を記念した大会。 10月・11月公式大会 開催期間:2012年10月~2012年11月 参加賞/上位賞:大会プロモーションパック vol.8 2012年10月~2012年11月に開催される公式大会。 夏色キセキ発売記念大会 開催期間:2012年10月 参加賞/上位賞:《逢沢 夏海&水越 紗季(P003)》 夏色キセキの発売を記念した大会。 偽物語発売記念大会 開催期間:2012年11月~12月 参加賞/上位賞:《阿良々木 月火&阿良々木 火憐(P009)》 偽物語の発売を記念した大会。 12月・1月公式大会 開催期間:2012年12月~2013年1月 参加賞/上位賞:大会プロモーションパック vol.9 2012年12月~2013年1月に開催される公式大会。 ひだまりスケッチPart2発売記念大会 開催期間:2012年12月 参加賞/上位賞:《サマーバカンス》 ひだまりスケッチPart2の発売を記念した大会。 俺の妹がこんなに可愛いわけがないスペシャルパック発売記念大会 開催期間:2012年12月 参加賞/上位賞:《高坂 桐乃(P010)》 俺の妹がこんなに可愛いわけがないスペシャルパックの発売を記念した大会。 プレメモ&プリコネフェスタ2012公式大会 開催期間:2012年12月23日~24日 参加賞:《近衛 スバル&涼月 奏(P006)》、《吉川 ちなつ&赤座 あかり(P006)》、《ガールズトーク》ほか6種類 対戦方式:ガンスリンガー形式 2012年12月23日~24日のプレメモ&プリコネフェスタ2012内で開催される公式大会。 関連項目 プロモカード データベース 編集
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白兎 【ニコニコ動画】2027 投稿動画集 プロフィール 関連リンク 夢幻音楽館 投稿作品 進撃の巨塔(FEZ×進撃の巨人) (2013-05-19) 銀のさらCM「母と子篇」 (2012-07-18) パチスロ悪魔城ドラキュラIII 「De-a lungul vietii」 DTXHD譜面+旧作譜面 (2012-02-25) 魔法少女まどか☆マギカ 美樹さやかのテーマ曲を耳コピしてみた (2011-03-14) 魔法少女まどか☆マギカ Vocaloidで巴マミのテーマ曲 (2011-02-23) 魔法少女まどか☆マギカ 巴マミのテーマ曲を耳コピしてみた (2011-02-17) 魔法少女まどか☆マギカ OP曲を耳コピしてみた (2011-02-10) 魔法少女まどか☆マギカ 変身シーンの曲を耳コピしてみた (2011-02-10) パチスロ ひぐらしのなく頃に 体験版打ってみた (2011-02-10) パチスロ悪魔城ドラキュラII ART中BGM 「緋月の狂想曲」 DTX譜面 (2010-08-05) パチスロ悪魔城ドラキュラ 「Trezire de spirit」 DTX譜面 (2010-02-01) 【陰陽座】 甲賀忍法帖をDTXにしてみたです 【バジリスク】 (2010-01-24) マリオネットシンドロームをDTXにしてみた (2010-01-18) 【東方地霊殿】少女さとり ~ 3rd eye 三拍子アレンジ【BGM素材】 (2010-01-07) 【PS2】 2027Ⅱ 設定推測に挑戦する 3/3 【プレイ動画】 (2009-10-19) 【PS2】 2027Ⅱ 設定推測に挑戦する 2/3 【プレイ動画】 (2009-10-18) 【PS2】 2027Ⅱ 設定推測に挑戦する 1/3 【プレイ動画】 (2009-10-17) パチスロ悪魔城ドラキュラ Trezire de spiritをDTXにしてみたです。 (2009-07-13) 東方星蓮船2面ボス 万年置き傘にご注意を耳コピしたです。 (2009-03-10) パチスロ「悪魔城ドラキュラ」 Trezire de spirit を耳コピしたです。 (2009-01-22) 【MIDI】東方地霊殿17曲メドレー全曲耳コピしたです。【完成】 (2009-01-02) 東方地霊殿EX道中 ラストリモートを耳コピしたです。 (2008-12-08) 【東方BMS】緑眼のジェラシーを演奏したかった。 (2008-09-29) 【東方DTX】妖怪の山 ~ Mysterious Mountain (2008-09-04) 東方風神録4面ボス 妖怪の山 ~ Mysterious Mountainを耳コピしたです。 (2008-09-03) 東方地霊殿5面ボス 死体旅行 ~ Be of good cheer!を耳コピしたです。 (2008-08-28) 東方地霊殿 少女さとり ~ 3rd eye ピアノ版 (2008-08-27) 東方地霊殿5面道中 廃獄ララバイを耳コピしたです。 (2008-08-22) 東方地霊殿4面道中 ハートフェルトファンシーを耳コピしたです。 (2008-08-20) 東方地霊殿4面ボス 少女さとり~3rd eyeを耳コピしたです。 (2008-08-19) 【東方DTX】妖魔夜行とか色々演奏したかった。 (2008-08-17) 東方風神録 信仰は儚き人間の為に 耳コピ&DTX (2008-07-21) 【東方DTX】東方地霊殿 体験版メドレーを演奏したかった (2008-07-08) 【東方アレンジ】星熊勇儀のカオスフル大江山1969+α (2008-07-04) 【東方地霊殿】体験版全曲midiメドレー(修正版) (2008-06-13) 東方地霊殿 体験版メドレー 全曲耳コピしたです。 (2008-06-10) 東方地霊殿1面ボス 封じられた妖怪 ~ Lost Placeを耳コピしたです (2008-06-06) 東方地霊殿2面道中 渡る者の途絶えた橋を耳コピしたです。 (2008-06-05) 東方紅魔郷1面ボス 妖魔夜行を耳コピしたです。 (2008-06-05) 東方地霊殿3面ボス 華のさかづき大江山 耳コピ+α (2008-05-30) 東方地霊殿2面ボス 緑眼のジェラシーを耳コピしたです。 (2008-05-29) QMA5 コナミ検定3923点 (2008-05-08) オトメディウス VS仕様変更後のビバコア (2008-05-06) オトメディウス 最強の武器 (2008-05-06) QMA5 コナミ検定3100点 (2008-05-06) オトメディウス 古き良き時代のSTG (2008-05-06) オトメディウス VSミッションを真剣にやってみた5 (2008-05-07) オトメディウス VSミッションを真剣にやってみた4 (2008-05-07) オトメディウス VSミッションを真剣にやってみた3 (2008-05-07) オトメディウス VSミッションを真剣にやってみた2 (2008-05-07) オトメディウス VSミッションを真剣にやってみた (2008-05-07) 51 item(s) Last-Modified 2013/05/19 19 31 40 作品一覧
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「うーん……なかなかいい子が見つからないなぁ……」 淫獣の異名を持つキュゥべえはまだ自分好みの魔法少女を探していた。 しかし、なかなかうまくいかない。かわいい女の子自体は見つかりはしたのだが。 まずいきなり魔法少女になれと言われて、なるなるー!と言う人の方が少ないに決まっている。 それどころか、キュゥべえの持ち前の黒さも相まって、不信感を抱かれることさえあった。 弁明してもよかったが、かなり面倒な相手なのでキッコロがいる方向に上手く誘導した。 無警戒であれに近づけば、八つ裂きにされておそらくもう生きてはいまい。 【博麗霊夢@東方Project】死亡確認 【柊かがみ(6期)@らき☆すた】死亡確認 「あー……早くかわいい女の子を魔法少女にした 「次元斬!」 「ってうわっ!?マミ!?……そうか!オカズが足りない僕のために死ににきてくれたんだね!」 「うわ……変態ってやっぱりいる。気の毒な獣で、DNAが狂っていて……アブノーマル」 キュゥべえを止めようと、空間翔転移してやって来た魔法少女巴マミも、 思わず禁句を言ってしまい、首輪の爆発で死んでしまった。 【巴マミ@魔法少女まどか☆マギカ】死亡確認 だが、今回の首輪はなんか威力が凄いらしい。 首輪の爆発に巻き込まれたキュゥべえは火傷を負いながら、空を舞う。 ◇◇◇ 「あいたたた……ん?あれは!」 飛ばされた草むらの先で、火傷の痛みを忘れるほどの『獲物』をキュゥべえは見つけた。 金髪ポニーテールがよく似合う、かわいらしい少女だった。 (マミは死んじゃったうえに妙な病気も発症しちゃったみたいだし…… 金髪、イエローポジションの魔法少女は早急に必要だよね!ね!) 喜び勇んで、キュゥべえが立ち上がる。 「ねえ君魔法少女にならない!?魔法少女になればどんな願いでも叶…… 「えっほんとに!?」 キュゥべえは言葉を詰まらせてしまった。 顔はすごくいい。この顔が苦痛に歪んでいき殺されるのを眺めるのはたまらないだろう。 そして、願いが叶うという甘い誘惑にもコロッとひっかかってくれた。 まさに理想的な相手だ。そう……相手。 「君、少女じゃない!そもそも本当に人間!?」 「失礼ね!」 口からでた声も、まるで歌手かと思うほどにいい声だった。 だが、目の前の少女……否、相手は首から下が異常だった。 とにかく筋肉の量と質が凄い。下手をしたら、勇次郎以上かもしれない鋼の肉体美。 そして下半身、股間部分を覆うのはたった一枚のはち切れそうなブーメランパンツ。 肉体は常時妖しい黒光りをしていて、ゴキ○リも真っ青なレベル。 それでいて首から上は美少女で色白。なんというアンバランスか。 「一応まだ私は女よ。 レンきゅんのために、ガチホモパンツレスリングに出てくる男よりも魅惑的な体に肉体改造したの」 キュゥべえは、肉体改造ってレベルじゃねーぞの言葉を飲み込んだ。 「で、魔法少女になれば願いが叶うって本当?私、今ちょうど悩みがあるのよ。 レンきゅんがね、男の人の体に興味があるのは確かにわかったんだけど…… でもレンきゅん、前にルカとハクとお風呂に入った時には胸を凝視してたのよね…… 一体レンきゅんは、男の体と女の体、どっちに興味があるの!? それが不安で、私はまだ女を捨てきれていないのよ! そもそも体にネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を生やす方法もわからないの!」 わっ、と筋肉……少女は泣き始めた。 見た目は大変なことになっていても、中身はまだ恋する乙女のものだ。 キュゥべえはそれを知り、普段は動かさない口の端を僅かに吊り上げた。 この筋肉少女は、惨く死ぬよりも、惨く死なせる方に期待しよう、と。 「よし、君の願いはわかったよ。このバトルロワイアルが終わったら、君の体を好きな性別にしてあげる。 でもね、君の愛しのレンきゅんとかいう子は多分、男女を問わずにもてると思うんだ。 いくら君の性別と肉体をレンきゅん好みにしても、ロワの最中にNTRされちゃ手遅れさ。 それを防いで、君とレンきゅんが幸せになるには……」 「巨乳女とマッスル男を皆殺しにすればいいわけね」 「う、うん……出来れば美少女優先でね。じゃ、契約しようか?」 【一日目・3時30分/東京都/天候・雨】 【キュゥべえ@魔法少女まどか☆マギカ】 【状態】健康、火傷、若干の恐怖 【装備】なし 【道具】支給品一式、他不明 【思考】 基本:ネルと契約する 【亞北ネル@VOCALOID派生】 【状態】健康、首から下は超肉体 【装備】妖しく光る肉体 【道具】支給品一式、他不明 【思考】基本:この世界のレンきゅんと結ばれる 1:キュゥべえと契約する 2:レンきゅんを誘惑しそうな女と男は全員殺す ※プラシド一行のネルとは別人、8期のネルです
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【名前】 ランサー 【出展】 Fate/Zero 【性別】 男性 【外見】ルックスはイケメン。黒髪で、右目の下に泣き黒子がある。緑色のタイツを履いている。 【性格】マスターの忠義に厚く、また正々堂々とした勝負を好む。 【能力】 宝貝は2つ。相手の魔力を強制的にキャンセルさせる「破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)」と 相手に治癒不可の傷を与える「必滅の黄薔薇(ゲイ・ボウ)」がある。 また、泣き黒子には女性を魅了するチャームの呪いがかかっている。ただし、魔力を持つ者ならば回避が可能。 その他にもランサーとしてのクラス能力として、対魔力と心眼能力を持っている。 【一人称、特徴的な口調など】 一人称:俺、二人称:お前 【把握用参考動画】 【解説】 以下、本ロワでの動向(ネタバレ) +開示する 初登場話 sm22 ボ【ゴンさん】 登場話数 4話 スタンス 対主催 現在状況 一日目・朝の時点で生存 現データ sm78 スルーに定評のある……時点 キャラとの関係 名前 関係 解説 初遭遇話 ケイネス・エルメロイ・アーチボルト 仲間 マスター 未遭遇 アサシン 敵対 未遭遇 ギルガメッシュ 敵対 未遭遇 龍昇ケン 友好 最初に遭遇した参加者。共に行動するが別行動中に殺害される sm22 ボ【ゴンさん】 ゴン=フリークス 敵対 sm22 ボ【ゴンさん】 巴マミ 敵対 sm50 人間の屑 野獣先輩 友好 一時的に惚れられる sm50 人間の屑 カズマ 友好 支給品を交換する sm78 スルーに定評のある……